ついに閉店

かくして「修行」は満了

修行風景=穴埋め働き編=その10(最終回)

これほどに急いだ予定ではなかったのですが、コロナウイルスのお陰で、当地のレストラン業界も多大の打撃をこうむっており、私の働く店も、明日の日曜を最後に、閉店することとなりました。 詳細記事

  1. 思い起こせば、私が寿司シェフ修行を始めたのは、2006年3月でしたので、あれからはや14年が過ぎたこととなります。その途中、2012年1月にその修行を一旦中断し、ほぼ2年程の間を置き、2013年11月より、現在の店での修行を続けてきました。

この修行――と言ってもサブタイトルのように「穴埋め働き」――が、あと二、三カ月で終了となりそうです。 詳細記事

「生涯現役」なんて絵空物語

修行風景=穴埋め働き編=その8

『日経ビジネス』に、《「長生き」という憂鬱~人生100年時代の正しい老後設計》と題した記事が連載されている。そのひとつが「シニア労働力の幻想 現場の本音『正直、足手まとい』」。

記事によれば、成功しているのは3~4割程度であるという。シニアの就業コンサルタントの話である。

そもそも「生涯現役」とのキャッチは、「欲しがりません勝つまでは」式の大本営用語と見るのが無難。それに、掲載誌からして、ビジネス上の観点が貫かれている。 詳細記事

新しいレストラン業態を発見

修行風景(出張体験)

先に日本で滞在した際、地元通に案内されて、三重県多気町にある異色な“食事処”に行った。まずひとことで言って、「新しい業態の和食レストラン」で、私的見解ながら、強い将来性を感じるものでした。

その和食レストランは「まめや」と言って、地元の農業法人が営んでいる。その説明をパンフレットから引用すると、こうである。 詳細記事

「新たに出来ることがある」楽しさ

修行風景=穴埋め働き編=その7

脳負傷からの回復は驚くほどで、それどころか、頭や気力の衰えを歳のせいとして半ばあきらめかかっていたところに、思わぬ再考の機会を与えてくれています。というのは、それがどんな作用――先に書いたように、脳トレゲームの効用もあるような気もします――に因るのか、正確なところは判らないのですが、ともかく総体の結果として、以前より意欲や積極度が増してきている感じがあります。 詳細記事

職場復帰リハビリは看護師付き

修行風景=穴埋め働き編=その6

クモ膜下出血による16日間の入院は、店の仕事には大きな穴を開けました。

ただ、幸いだったことは、その入院が3週間の予定のインドヒマラヤ行きの休暇の初日だったことで、休みが必要な期間がまったく重なったことです。そして、休暇がぴったり終了する今週からリハビリ訓練として職場復帰しています。 詳細記事

「ボケ防止」どころか

修行風景=穴埋め働き編=その5

昨夜は、意義深いパーティーに出席してきました。私が「ボケ防止への第一プロジェクト」で修業した、その師匠のKazuさんが、引退後の生活を新たにするため、シドニーから北へ150kmほどにあるポートステファン湾に面して開発中のリタイアメント・ビレッジに引っ越す、そのお別れ会がありました。

集まった彼の弟子たち5人に、数人のゲストやその家族も加わりました【写真】。この5人の中に私も入れてもらっています。そういうことで、この集まりは数年ぶりの「同窓会」でもあったのです。むろんその同窓生の中で、私だけが一世代上の高齢者で、他は40歳末から50歳代のまさに現役で活躍中の店主たちです(Kazuさんは私より6歳下)。

後列中央の空色シャツ姿がKazuさん。私は前列左端。

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体力・気力の水準あっての週三日

修行風景=穴埋め働き編=その4

二カ月のブランク後、店の日常の仕事に戻ってみて、体が意外に動けることがうれしい。予想していたほど、頭も体も、忘れていない感じ。

それにやはり、週三日ながら、完全リタイアせずにこうして現実に有効な仕事ができているということは、いわゆる年齢がゆえの自尊心の揺らぎへの、よいつっかい棒となってくれています。 詳細記事

「穴埋め」どころか「大穴づくり」

  修行風景=穴埋め働き編=その3

「穴埋め働き」と改題してこの新シリーズとしています。今回はその3回で、先に記事にしたように、11月11日まで2カ月にわたる北米大陸旅行をして、帰国したところです。そして、「穴埋め」どころか「大穴づくり」をすることとなりました。

帰国後ただちに電話を入れ、店が急に忙しくなっていると聞いて、二日後の日曜、予定を早めて店に出ました。気候が夏らしくなって、お客さんの動きが活発になってきたのでした。 詳細記事

限りなく趣味風な職業

修行風景=穴埋め働き編=その2

それを「穴埋め働き」とよぶ、私のこの年齢や生活スタイルにふさわしい働き方をしてきています。

昔なら、学生のころの「アルバイト」も、そうした副次的な働き方でした。学業という本業――結構いいかげんでした――のかたわらで、副収入や一定の専門分野の経験をかじってみるのが新鮮でした。

こういう働き方を続けてきてもう十年にもなろうとしているのですが、私は現在、いい選択をしてきたなとしみじみと感じさせられています。 詳細記事