坐骨神経痛とのやり取り

4月23日〈水

日本滞在中はほとんど忘れていられた坐骨神経痛が、オーストラリアでの日常生活に戻ると、ぶり返してきた。デスクワークに数時間集中する、そんな毎日がそれをもたらす。

今日も、午前中に買い物にでかけたのだが、歩き始めると左足の太もも当りに鈍痛がはしり、おもわずびっこを引くほどだった。

これは難儀が始まったと頭を抱える思いだったのだった。

それが、午後、例の荒治療をやってみようと思い立ち、運動をいつも通りにやってみることとした。

そうして、いつも通りのウォーミングアップを済ませると、なんと不思議なことに、この神経痛がピタリと消えていて、通常通りのはじりを始めることができた。

結果、8キロのはじりを終えたのだが、その間、少しもこの神経痛を感じることなく、むしろ、右足先の慢性化した微痛が気がかりになるほどだった。

こうした故障を気にしつつ、ペースを落としていたので、タイムは1時間9分56秒と平凡。ともあれ、はじりを完走できたのは吉報である。

こうした明暗な両面をもつ座骨神経痛とは何たるものか。ともあれ、つきあってゆくしかない。

 

4月30日〈水

秋の長雨ともいうのだろうか、この数日、雨模様に日がつづき、戸外での運動ができない。そこで、今日、思いついたのが、非常階段の利用。このアパートは、9階建て。それを地上から最上階まで、上がり降りの運動。3度まで往復できたが、さすがそこまでで、頭がくらくらしてきた。方向感覚もなくなってくる。確かに運動にはなるが、閉鎖された空間で、空気も外気との交換がない。

 

5月1日〈木

引き続いて坐骨神経痛だが、こいつはじつに神出鬼没だ。時に、歩くのにびっこを引き引きとまでされるのだが、今日も、歩くのに支障があったのだが、いつもの事前ストレッチをすると、その痛みが消え、まずまずのはじりができた。

数日振りのはじりで、8キロを完走。タイムは、1時間8分58秒と、このごろにしては悪くない。

この坐骨神経痛とは、基本的に座ったままの姿勢が長引くことによる支障なのだろうが、動と静の混在する自分の生活スタイルにとって、不可避でもあり、可避でもある、扱いにくい新懸案。

自分の体を機械にたとえるなら、こうして古びてきた機械だが、まだ、まったくポンコツというわけでもなく、工夫しながらなら、まだまだ使える。ただし、しだいしだいに、そのメンテに時間がとられるようになってきているのは間違いない。1時間使って、1時間メンテする、この時代物機械。

 

5月5日〈月

今日も、やや軽くなった気はするが坐骨神経痛がある。いつものように事前ストレッチで、痛みは消える。いつものように、8キロをはじって、今日のタイムは、1時間9分25秒。運動後の青空が目にしみる。これなんだ。

 

5月6日〈火

13日出発の旅行での立ち寄り先のインドでも、イランでも、緊張が高まっている。山に登るそれとは異なる危険度だ。さあ、何を発見するか。

 

5月7日〈水

5月13日より6月28日まで、中央アジア10か国の旅行にでます。

この間、出来る限り、本サイトの定期発行に努めますが、何しろ勝手の違う土地柄、その保障はできません。

現地からのライブな記事も含め、定期性にもとづかない発行が予想されます。ご了解ください。

Bookmark the permalink.