忘れてならぬ運動後のメンテ

7月8日〈月

MRIの結果について、専門医の診断を聞く。結論は、監視療法の維持。「病変の安定」というMRI結果とこの診断は、私の希望する状態の通り。3か月後の血液検査が次のチェックポイント。

午後、8キロを走る予定で切り出したが、調子が悪く、往路でやめ、帰路は歩き。

往路4キロのはじりが34分ちょうど(キロ8分30秒)。帰路4キロの歩きが35分36秒(キロ9分で3キロ、ラスト1キロは8分36秒)。

調子が悪いとはいえ、ラスト1キロの歩きと、往路4キロのはじりとの差は、わずか

キロ当り6秒。もはや「はじり」と「歩き」の差はないといえる。

このみじめな結果について、亊後に考えてみたが、まず、体重が急に2~3キロ増であること(これはこの二三日、夕食の食い過ぎがあった)。次に、運動後のメンテを忘れていて、例のすね筋のこりが蓄積していて、このごろ感じていた右足の違和感増に適切にメンテしていなかった。

運動というと、どうしても、前後の予備運動を忘れ、主運動のみにフォーカスが当たり勝ち。ことにこの数日、雨模様が続き、その予備運動を前後に入れにくい日がつづいてきた。そのため、雨の切れ目を突いて、いきなりはじめ、いきなり終える運動となっていた。

この歳になると、この前後の運動を考慮しない運動は危ない。それら全部をセットにして運動しないと、運動が効果的にならず、逆にリスクにもなる。

それを改めて感じさせられている。

 

7月11日〈木

今日の泳ぎは趣向を変えて、500メートルをダッシュしてみた。13分34秒。おとといの1000メートルが28分26秒だったので、その半分なら14分13秒。1分まではいかないが、39秒短縮。もっと縮まるかと思ったが。高さ約30メートルの丘越えの往復7キロの自転車付きで、けっこうのいい運動。

 

7月12日〈金

このところのぐずつき気味だった天気から一変して快適な晴。夕食の準備(希望の出ていた「アジの南蛮漬け」)も午前中に終わらせ、気分が乗って10キロに挑戦。往路が42分05秒でまずまず。久々の10キロで、あまり期待できなかったのだが、さほど調子が落ちず、ゴールすると1時間22分15秒。ということは、帰路5キロは40分10秒。平均してキロ8分2秒。ことに最後の1キロは7分40秒くらいだったはずで、まさかここまでラストスパートできるとは驚き。よく汗もかいて、体重も75キロ丁度まで落ちていた。ただ、さすがに帰路の後半、右足指付け根の痛みがぶり返し、「断念」も頭をよぎりつつ、足の蹴りより回転を意識してだましだまし完走。これは後に響くかもと、終了後、念入りにマッサージ。

 

7月15日〈月

最近、こういうタイプの報道が多いが、今日のAFR紙記事に、運動が老人の認知能力の改善に効果的とある。3つの強度の運動を別々に実行したグループ間の記憶能力の違いを調べたものだが、どうしても、科学的調査のエビデンスとは、こういう要素化したデータによる。いわば、科学的調査の宿命だ。だが、研究のための研究でなく、人間の実生活のための研究という意味では、もう、この程度では,、視点も効果も断片的すぎる。

私の実感では、身体運動と脳の働きの関係は相互的なもので、一方通行ではない。まさに総合的で創造的だ。それに、健康のための事実は、今必要で、エビデンスを待ってからでは遅すぎる。

私にとって、自分の体験的エビデンスは、はるかに多くのことを告げているし、すぐに役立っている。そういう意味で、私の自分実験は実に有効に、今、役立っている。

 

7月16日〈火

今日の10キロはじりのキロ毎のタイム。忘れないうちに。

      タイム   1キロ所要 5キロ所要

1キロ   8分25秒

2キロ   16分50秒  8分25秒

3キロ   25分18秒  8分28秒

4キロ   33分50秒  8分28秒

5キロ   42分12秒  8分22秒  42分12秒

6キロ   50分17秒  8分05秒

7キロ   58分40秒  8分23秒

8キロ   66分55秒  8分15秒

9キロ   74分47秒  8分02秒

10キロ    82分28秒  7分41秒  40分16秒

こうやって見ると、帰路が往路より2分以上早いのに感心する。なかでも、最後の1キロでは、最初の1キロより、44秒早い。疲れているはずが、これは立派。

 

7月18日〈木

運転免許証の更新に必要な医師の検査(75歳以上は毎年必要)に行ってきた。視力や血圧をはじめ、簡単な記憶や認知力がテストされた。結果は問題なし。

こうした結果はデジタル書類上に記入され、オンラインで州政府に提出される。ゆえに、その書類を持って州事務所に出向く必要はない。

すべてが終わると、GPがこう言った。「あなたの健康度は、77歳者のトップ10パーセントのものだ。」

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