認知症予防には呼吸力

《四分の三プロジェクト》着手段階(その6)

3QsP Day 77(2021年10月7日〈木〉)

ようやくプールが再開され、ほぼ4カ月ぶりの水泳。500mをかろうじて泳いで14分02秒。一休み後、おまけの100m平泳ぎ。

泳ぎもそうだが、運動の後の爽快感をもたらすもののひとつが、どうも深い呼吸にあるようだ。

そのようにして、体内の不要ガスが排出され、豊富な酸素が供給されて、体内環境の物的新鮮度が上がるにちがいない。

むろん、そのためには、血液が滞りなく流れるよう血管の目詰まりがないこと、そして、ポンプとしての心臓が十分に動いてくれなければならない。

このインフラとしての身体がもたらす上精神作用と、上精神作用がもたらす身体を動かす欲求。この両者の好循環あっての好産物。ことにその好産物には、インフラの老化防止も見落としてはならない。つまりそれは、使わなければ錆びるのだ。

 

3QsP Day 78(2021年10月8日〈金〉)

気になる足のだるさのチェックを兼ねて、気温も適度な今日の午後、いつものようにはじり始めた。するとそのだるさが消えていて、いつもの調子がもどった感じ。そこで、折り返しも5キロ地点まで伸ばして、二カ月少々ぶりに10キロをはじった。往路は41分ちょっと、全路で1時間22分28秒。まず上出来といったところだろう。

そのはじりだが、腹式呼吸で、吐く息を大きくすることにこころがけたのだが、このまずまずの10キロのタイムも、そこ効果だと思う。

それと、帰宅後、体は疲れ切っているのだが、頭はどこかスッキリしていて冴えがある。

そこでの自分なりの仮説だが、認知症の原因のひとつに、呼吸力の衰えによる酸素供給の不足があるのではないかとしたい。むろんその背景には、上の話のように、呼吸力をつけるための運動能力の保持も必要というところだが。

 

3QsP Day 80(2021年10月10日〈日〉)

フロイトをはじめ、夢研究は多々あるが、昨夜はそうしたくなるような夢体験をした。というのは、なぜか、昔よく歌っていた「春のうららの隅田川」の低音部を歌っている夢だった。それが、その役をまっとうしようとして、大きな呼吸を繰り返しているのだ。その夢はそのようにして、歌うことが精神的健康にいいのは、そういう大きな呼吸にあるのだと教えているようだった。

夢研究はさておくとして、歌やコーラスの効果が示すように、大きな呼吸が人の精神状態にプラスの効果を果たすのは、もう、衆知の事実となっている。

私がよく行っていること、つまり、夜、寝つきの悪い時、腹式呼吸を大きくゆっくりと繰り返すことが役立つ、というのもその別例だろう。

 

3QsP Day 81(2021年10月11日〈月〉)

「生体実験」などというキワドイ見出しで、フィラースへの記事を構想中。それは要するに、常時、いかに自分を観察者にさせておけるかの方法論ということ。

そして、観察者に徹するということは、自分を情報存在になり切らせるということでもあり、あるいは、自分を「ビールス化」させるという意味では、いかにも時代的にセンセーショナルな生き方か、ということでもある。

この「情報存在」を、物質と情報に関連する双対性という脈略で二分すると、「固着性」と「飛躍性」となろうか。

ということは、《情報存在戦略》といったものが、プロジェクトの骨格となるだろう。

そしてその戦略の究極に、「越境」が来る。

 

3QsP Day 82(2021年10月12日〈火〉)

昨日買ったランニングシューズを使用開始。

僕の足にはニューバランス(NB)が合うようで、この靴で少なくともとも4足目。僕の段広甲高の足にはNBのワイドがちょうどよかった。それが、年くって足がやせてきたのか、最後のものはやや幅の広過ぎを感じていた。そこで今回は普通幅だが、ひとサイズ上の28.5cmにした。

さて使用感は、フィットはややきつめだったが、これは次回、ひもで調節しよう。走り感では、前の靴が、かかとのクッションがほとんどきかなくなっていて、着地の度にゴツンゴツンとした衝撃があった。さすが新品はそれが消え、ソフトな反発が返ってきて、ストライドが伸びる感じなのだが、それだけ筋肉の強さが必要とされる。

結果は、8キロはじりで、1時間5分24秒と、最近続いた6分台を終わらせることができた。きょうの天候は、曇りで肌寒く走り日和だったが、この好結果はやはり、靴の効果だろう。

下の写真は、その、新旧のNBの靴の底を写したもの。見ての通り、左が新で、右が旧。左足のかかとの外側への擦り減りがスゴイ。ソールの黄色のゴムが完全に摩耗し、土台の白いスポンジまで減らしている。これでは、ショック吸収効果はゼロ。新しい靴のかかとは、黒いソールの補強があるので、ここまでの擦り減りはないだろうと期待。

ところで、この古い靴は一年前の同じころに履き替えたもの。過去のデータでは、月平均で70から80キロを走り、一年では900キロほど。その結果がこれ。

 

3QsP Day 84(2021年10月14日〈木〉)

午後は雷雨との予報のため、あやしい雲行きにいつもより早めに家を出たが、天気の悪化は早そう。そこで準備ストレッチを簡単に切り上げてスタートし、しかも早々にピッチを上げすぎたのが悪かった。調子は出ないし、腰は痛むし、やがて雨がぽつぽつ。そこで6キロで切り上げ。おかげでタイムは51分45秒と論外。靴の性能試しどころではない。

 

3QsP Day 85(2021年10月15日〈金〉)

天気回復。昨日のリベンジと8キロにトライしたものの、またしても魔の6分台で、1時間6分17秒。それに二日連続。

 

3QsP Day 90(2021年10月20日〈水〉)

今日は、なぜか、体が柔かで、はじり前のストレッチも、いつもとは違っていた。そしてはじり始めて、動きがいつもよりはるかにスムーズなのに驚く。ということは、それだけ筋肉が固くなっているための、動きのぎこちなさなのか。タイムは8キロで、1時間5分27秒。

それにしても、今日は素晴らしい天気だった。はじり終わって日も大きく西に傾いた頃、芝の上でクールダウンをしていた。体はヘトヘトだが、気分は爽快そのものだ。空は青く澄み渡り、雲を白く点々と浮かべている。やや冷たい風がほてった肌を心地よくなぜる。公園はたまに人が横切るだでけで、まるで僕専用のようだ。どうして他の人は、この素晴らしさを堪能しないのだろうかと、しみじみ思っていた。

 

 

 

 

 

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