3.「自活」という「生産」の二つの意味

表題のように「生産」と書くと、何物かを作り出す行為のように解釈されがちですが、こと高齢者、つまり現役から退いた世代のそれは、マイナスのマイナスはプラスといった意味での「生産」です。

また、「自活」とは、自力で積極的に生きてゆけるという意味で、単に、病気ではないとか、介護の世話が不必要という受け身の意味ではありません。

言うなれば、《“”現役》生活という展望が、現実的にしうるということです。

一般に高齢化とは、病気治療とか介護の必要とかで、生産人口から消費人口への移転を意味します。しかし、もし、そうした人口の健康度が向上し、そうした消費出費が削減されるなら、「マイナスのマイナス」は「プラス」であり、国民経済収支バランス上では「生産」の意味を持ちます。 詳細記事

QL-Day 17(2019年1月10〈木〉)

ちかごろのエクササイズの感覚は、以前とはちょっと違ったものになってきていると前回に書いた。それについて改めて言うと、健康のための手段――医者に行ったり薬を飲んだりに並ぶ――というより、そういう生活習慣、あるいは日常生活の部分となっているといった感覚である。言ってみれば、仕事や食事や睡眠等とならんでそれがあり、はるかに身近なものである。 詳細記事