「蹴上がり」走法の発見

メンテという仕事(その3)

ポン転 第33日(2023年2月23日〈木〉)

[ポ車メンテ]右足問題、不安はあるが雨上がりの気持ちよさに引かれてはじり開始。今日はただ、爽快感をじっくり味合おうと、リラックスに重点をおく。かなりゆっくりとしたペースで、いろいろ走法を工夫する。どうも痛みは、道の上がり下がり時が起こりやすいみたい。平地では、一歩一歩のかかとから足先まで、円弧を転がすように体重を移す、これが効果ある。おかげで6キロを延長し、久々に8キロを完走。ただタイムは1時間11分8秒と、もう、限りなくキロ9分に近付く。9分を越えれば、歩くのと同じタイム。ただ、リラックスしていて面白かったのは、光景が目に入ること。すれ違うランナーとの挨拶も楽しい。幾度も追い越されるのだが。

 

ポン転 第35日(2023年2月25日〈土〉)

[ポ車メンテ]右足問題は、走法の原因もあるかも。今日、8キロをほとんど問題なしで、しかもタイムを縮めてはじれた。だが最初のうちの従来の走法中では、右足の痛みが今に出そうで騙しだましだった。それを途中で、これまでの前傾ハイピッチ走法を切り替え、以前試みていた、やや大股で上体を起こして胸を張り、腰を入れる走り方を試してみた。すると、痛みが出ないだけでなく、しばらくはじってみると、ある効果に気付いた。膝の振出しを下向きに変える際、振出しの慣性を使いつつ、腰を前に押出すように微妙なタイミングを合わせると、なにやら前進への推進力が生まれるようなのだ。わずかな力に過ぎないが、足の地面での蹴りに頼らなくてもよい分、足への負担による痛みの誘発がないようだ。

そのタイミングとは、鉄棒の蹴上がりに似ていて、コツがいるのだが、蹴上がりの際、足を空中で振り下ろすの反作用を利用して体の引き上げ力を得ているように、膝から下を下向き回転に変える反作用として、腰の前への推進力を生み出せているのだ(要するに、「蹴上がり」を水平方向でやるようなもので、図にすると以下)。

「蹴上がり」走法イメージ 

今日は、大半は左足だけでこの「蹴上がり」走法を繰り返してみたのだが、帰路の一部で、右足も加えて両足で試してみると、リズムを崩さず途切れなくやるのがけっこう難しいのだが、確かに、前方への加速感がある。

それに、前傾走法は、数メートル先の地面ばかりを見てチョコチョコとどこか陰気なのだが、この上体を起こす走法は、顔を上げて遠くを見ていて視野があり、気分も明るくなる。

タイムは1時間8分45秒とまだお粗末だが、一昨日の1時間11分8秒からは2分以上も短縮されている。

 

ポン転 第38日(2023年2月28日〈火〉)

[ポ車メンテ]蒸し暑い中での8キロはじりで、大汗をかいた。ティーシャツは完全にびっしょり。今日も「蹴上がり」走法を試したが、往路はピッチが上がっていたためか、タイミングが難しい。両足では無理なので、右で「蹴上がり」走法、左はむしろ振出しの慣性力の利用と使い分ける。帰路では、ピッチを落としたのでまあまあ成功。タイムは、一昨日より1分半縮めて1時間7分15秒。痛みは一度、登りの所で、ツーンと走ったが、あとはなんとか出ないで終えた。

 

ポン転 第41日(2023年3月3日〈金〉)

[ポ車メンテ]右足問題対策は、その理論としては「蹴上がり」走法などが考えられるし、その実行もしているのだが、だからといって、その神経に触れるような異痛感はなかなか消えない。そんなわけで、今日は大事をとってサイクリングにした。

ところが、サイクリングはサイクリングで、これを動体視力の衰えとも言うのだろうか、20キロちょっとほどの速度で大した速さではないのだが、目がとらえている視界がスムーズでない。何やら映像の秒当りコマ数が少ない画面のように、光景の動きがギザギザしている感じ。

まあそれでも、べダル漕ぎに右足問題はほとんど関係ないのだが、右足問題とは、どうやら部位「メンテ」意識では汲み上げきれない、もっと全体的な健康問題としてのスタンスが要るようだ。

 

ポン転 第42日(2023年3月4日〈土〉)

[ポ車メンテ]「蹴上がり」走法のフルな実行は、けっこう習熟がいる。上半身姿勢とコーディネートしないとできない。今日はそれが不十分だったし、まだ異痛感があって、及び腰となる。ただし、タイムはさほど変わらないと思うのだが、歩きとはじりでは、終わってからの爽快感がまるで違う。思うに、呼吸量が格段に違うからではないか。それによってセロトニンの分泌が違うのではないか。

今日も感じたが、自分にとってのはじりの効果は、事実上の「依存症」だ。気分が鬱的な時、それから脱出したくて運動する。これは依存だろう。ただそれが、運動という行為への依存であり、薬物への依存でないところがミソだ。運動へのそれは心身の健康度を上げる。薬物では逆で、悪循環へと陥ってゆく。

それにしても、運動を運動のためにしなくてはならない点に、一種の無駄を思う。運動が日常の生活のなかで自然にこなせていれば、運動のための運動はいらぬ。運動が生産と結びついているような生活とは、やはり、農業だの、徒歩での郵便配達。

その考えで、買い物に歩いてゆくことを進んでやっているが、断片的だ。

運動と思考生活の同時進行?

それとも、運動という環境への働きかけとは、環境にそういう結果を残す、つまり、そう書き込むこと、ということか。

 

 

 


 

この1ヶ月間のエクササイズ・ログ      

2月07日(火) 散歩 

2月08日(水) はじり  52分23秒 6km 75.6kg

2月09日(木) Meeting

2月10日(金) 泳ぎ 34分05秒 1200m  76.6kg

2月11日(土) Shopping

2月12日(日) はじり  51分47秒 6km 75.9kg

2月13日(月) 泳ぎ 33分24秒 1200m   76.6kg

2月14日(火) はじり  50分15秒 6km 76.5kg

2月15日(水) 泳ぎ 27分52秒 1000m   76.6kg

2月16日(木) はじり  51分25秒 6km 76.0kg

2月17日(金) 泳ぎ 27分09秒 1000m 76.2kg

2月18日(土) はじり  51分03秒 6km 76.0kg

2月19日(日) 友人宅 昼食会

2月20日(月) 泳ぎ 26分57秒 1000m

2月21日(火) はじり  52分42秒 6km 76.1kg

2月22日(水) 泳ぎ 24分36秒 900m     77.0kg

2月23日(木) はじり 1時間11分08秒 8km 76.4kg

2月24日(金) 泳ぎ 26分07秒 1000m 76.6kg

2月25日(土) はじり 1時間8分45秒 8km 75.8kg

2月26日(日) 室内軽筋トレ

2月27日(月) 泳ぎ 26分36秒 1000m   76.3kg

2月28日(火) はじり 1時間7分15秒 8km 75.6kg

3月01日(水) 泳ぎ 16分08秒 600m 

3月02日(木) 歩き   6km 55分45秒      76.9kg

3月03日(金) Cycling   30km   77.0kg

3月04日(土) はじり 1時間8分39秒 8km 76.2kg

3月05日(日) 

3月06日(月) 泳ぎ 28分17秒 1000m  76.9kg

 

 

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