健康維持という「仕事」

私の健康エコロジー実践法 =長期戦編=その11

Day 170+160(2月11日)

以前私は、「健康という年金」という考えを述べました。しかし、それにとどまらず、私は最近、健康維持が「仕事」であってもいいのではないか、とだんだん考えるようになってきています。むろん、この「仕事」でお金は稼げません。しかし、健康であれば医療費として出てゆくお金は減らすことができます。つまり、マイナスをゼロに近づけるという“生産”を行う「仕事」です。そして、それだけではありません。

他方、本当の仕事、つまりお金を稼ぐ仕事ですが、一般に、仕事にしんどさは付き物で、そうした仕事が、ストレスを伴うとか、労働時間が長いとか、危険を伴うとかで、不健康の元となっている実例は数限りなくあります。そういう稼げる本当の仕事が、それが原因で医療費の出費を増やしているとなれば、その実益効果はそれだけ少ないはずです(それに、国民の健康増進によるマクロ経済上の効果は膨大なはず)。

そういう意味では、現在の私の、たとえば週三日の寿司シェフ仕事は、今のところそうしたマイナス効果はなく、自転車通勤といったエクササイズ効果やその仕事による「老化防止」効果を加味すれば、二重のプラス効果となっていると言えます。

たしかに、健康維持はいわゆる「仕事」には分類されませんが、そのために“働く”「仕事」とは、不健康状態と医療出費という余計でマイナスな脇道の往復を回避し、しかも、そのマイナスにともなう、不快で苦しい体験を本人は言うまでもなく、周囲の家族も(むろん職場の同僚も含められます)しないで済むわけですから、それはもう、立派どころか、二重効果すら伴う、完璧に意味をなす仕事であると言えるでしょう。

そういうわけで、私は、死ぬまで、この「仕事」を行い、“働き”続けてゆこうと考えています。

 

Day 170+165(2月16日)

今週は、日本の夏のような蒸す暑さが連日となり、たとえ「はじり」とは言え、その中をはじる無理はしたくないものです。そこで昨日は散歩ですましましたが、月曜の今日は水泳となりました。

先月のNZトレッキングの準備もあり、それまで10キロはじり、つまり陸上エクササイズに傾倒しました。そのせいか、水上エクササイズはあまりかんばしくありません。先々週、先週と、度々、短めにして切り上げています。

今日、1500メートルは完泳したものの、タイムは37分21秒と、“生涯最悪記録”レベル。

というのは、二十年ほど前、中年以降になって初めて1500メートルを泳いだ時の記録が36分台であった記憶がいまだに頭にあります。それがその後に短縮されて、一時は29分を切っていました。そして再び、記録は悪化してきているのですが、36分以上という数字は、そういうわけで、“衰え”の象徴のように受け止められてしまうのです。

しかし、数字に操られてはなりません。もはや60も後半、37分だろうが38分だろうが、1500メートルを完泳できるだけでも御の字と考えねばなりません。

喜ぶべき「衰え」とすべきなのでしょう。

 

Day 170+167(2月18日)

昨日は、二日連続で1500メートルを泳ぎました。出だしは余り水に乗れた感じはなかったのですが、やがて調子が出てきました。途中タイムも悪くなく、ラップを数えるのも慎重にして、間違いなく15ラップして、そのタイムは35分36秒でした。

35分台なんて、記録を振り返ってみると、去年の3月12日の35分55秒以来で、なんと一年ぶりです。しかも20秒近く速い。

そういう次第で、今日は、相変わらずの蒸し暑い日ながら、海風もここちよく、29度の気温の中をはじりました。

タイムもまあまあで10キロを終えたのですが、大量に汗をかき過ぎ、体重は2㎏以上も減っていました。

お陰でその後、身体がふらついたり、異様に身体が熱く感じられたりで、完全なデハイドロ状態になっていました。身体には、そうとうな負担をかけた感じでした。これは繰り返さないほうがベターでしょう。

 

Day 170+169(2月20日)

前歯のブリッジの修復が完了しました。2本のインプラントをした上での3本分のブリッジという“大工事”は避けて、まだ生きている2本の歯根を生かした処置でした。

ただ、今日、この二週間使っていた仮のブリッジから作り直したブリッジに付け替えたのですが、いざ仮歯を外してみると、使えるはずだった歯根と金属がそれほど強くなく(仮歯を使っているうちに緩みがきていました)、新たなブリッジもそう長くは使えないとの歯医者の意見です。

彼は、自分の見立てが甘かったと、次に「大工事」をする際には、いくらかの補償はするとの話ですが、がっかりしたのは確かです。

 

Day 170+170(2月21日)

ここのところ、ちょっと気になっていることがあります。それは、ZGからの回復以来、やや改善さえ見せていた尿の細りが、また、わずかながらぶり返しているようなのです。

もしこれが事実なら、前立腺の肥大が進んだということで、これはZG再発のサインとも解釈できます。                                                                                                                                

ただ、尿のことですから、飲んだ水の量が少なかったり、発汗が多ければむろん細ります。このところの蒸し暑さのためとも考えられなくはないのですが、やはり気になります。

来月には次の血液検査をしますが、これが悪い予兆でなければよいですが・・・

生活の「日常化」により、いったん止めた以前の食習慣が、幾らか戻っているのは確かです。

血液検査の結果次第では、再度、応急態勢に戻さねばならないかも知れません。

上の170+170という数字が示しているように、今日は、ZG回復前と回復後のちょうど同じ長さの日です。偶然に、そんな「節目の日」に思い起こされている懸念です。

 

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