やっぱりヒマラヤは・・・

越境体験=QL;コンタムライフ実践編(その8)

QL 1Year+121Day(2020年4月23日〈木〉)

8キロはじりの平凡な記録。コースは家族連れでのメインストリート。小さな子が習いたての自転車に乗って列をなし、まるでアヒルの遠足。時々行き合う電動車椅子の老婦人、今日は明るく返事が返ってきた。

 

QL 1Year+122Day(2020年4月24日〈金〉)

年をとるにつけ、その思いを強めていることだが、認知症々状とちょっと飲み過ぎた酔い状態は、非常に似ている。簡単に言えば、酒酔い状態が抜けないで継続化したものが認知症だ。少なくとも自分の体験からでは、そう言える。

ただ、ここで言う「認知症」とは、自分でそれが認知症だと考える自己流のもので、厳密な医学的定義にそうものではない。だが、酒酔いによる、記憶がないとか、鬱的気分が抜けないとの二大症状でいう限り、ことにそう言える。

私の友人の早死には、典型的な、深酒癖による認知症によるものと考えている。

だから、素人判断で、認知症の研究は、酒酔い状態を研究すればよいのではないか、などと思ったりもする。技法的には、酒酔いをおこさせ、それを――ことに脳細胞の状態を――観察することで、認知症をシミュレーションできるのではないか。

ともあれ、そう考えるので、自分の認知症予防策は、酒を控えることが重要となる。

そうではあるのだが、酒がもつ役割に「社会的潤滑油作用」といったものがあって、自分だけ、むげにやめられない面もある。まあ、それを口実にして、飲酒を続けている点もあるのだが。

 

QL 1Year+124Day(2020年4月26日〈日〉)

この頃、外出自粛で唯一許されている戸外運動をする人たちで、私のいつもの運動コースが大賑わいとなり、自分ペースでの運動ができない。そこで今日は日曜でもあって、いつものコースを離れ、住宅街を抜けて丘を越える道で「はじった」。高さ40メートルほどの丘を越えて戻ってくるのだが、さすがに強度が増して、速度は歩くのとさほど変わらない。

だが、事後は、いつもとは達成感が違うし、体のあちこちの筋肉痛もあって、チャレンジを果たした満足感がある。

年齢を意識し過ぎて、挑戦を控えるのも考えものだ。まだまだ、使用できる能力は残っている。

 

QL 1Year+125Day(2020年4月27日〈月〉)

今日も、チャレンジしようと、いつもの8キロのはじりコースに、ペースを上げてのぞんだ。往路はキロ8分の標準タイムで引き返したが、キロではやはりスタミナ切れ。標準タイムの1分22秒遅れ。

 

QL 1Year+132Day(2020年5月4日〈月〉)

「丘越えはじり」を始めて3回目のきょう、全コースをはじり通した。タイムは短縮していたが、2分弱。さすがに足の筋肉をつかう。何のためか? 山にいつでもゆけるよう。

 

QL 1Year+133Day(2020年5月5日〈火〉)

自分のPCのスクリーンには、何もしないて一定時間が過ぎると、スライドショーが始まる。そのスライド画面はランダムに出てくるので、それを追っているだけでも飽きず、一瞬、どこの写真か思い出せなくて、しばし考えさせられる時もある。そうした写真を見ていて、面白い発見をした。

 

この写真は、2018年10月に、インド、シッキム州のカンチェンジュンガ山(8598m)を望むトレッキングをした際の一枚である。標高5000メートルの峠より氷河を隔てて同山を目の当たりにした後、まだ早朝、氷点下の下山路よりの光景だ。標高およそ4800m付近から、これから下りて行く谷を見下ろしている。写真右手の谷の奥に、小さく光る川面が見えるが見ずらい。

そこで、その部分を下に拡大した。うねる渓流がさらに下って行っている。そしてその谷のずっと先、雲の向こうのはるか遠くに、下界の山波がうっすら見える。それらはそれでも、3千メートル級の山々である。

要するに、これらの写真が語っている私にとっての「発見」とは、ヒマラヤの山々の高度の、あらためての実感である。

と言うのは、そのヒマラヤの8000mを越える峰々から、ほとんど4千メートルも下ったこの地点を、日本の最高峰から同じく4千メートルほどを下った地点と並べて言えば、日本ではもう海面下ということとなる。

ところがここでは、海どころか、まだまだ長々と下ってゆく谷があり、それが川となり、それを集めて大河となって海にそそぐ。この撮影地点から海岸線までなら、水平距離にして千キロも先だ。それがヒマラヤということだ。

言うまでもなくこの高度は、インド洋プレートがユーラシア大陸プレートの下にもぐり込んで生まれる「ヒマラヤ造山活動」の産物だ。今でも年に2センチほど、押し上げられているという。

私がヒマラヤに来る度に魅了されることは、その山々のなす高度と膨大なスケールがもたらす非日常的な現実感覚だ。もちろん、そこに達するには、日数や身体的にも容易でないものがあるが、それを克服して、そこに迎え入れられると、やはり、他では見出せない独特なものを感じさせられる。それが何かは表現を越えるのだが、仏教を生み出したものと、どこか共通するものがあるのではと考えている。

ところで、世界にはいろいろな地があるのだが、このヒマラヤ並みの氷河と、日本ほどの高さの山が同居しているところがある。そこは、ニュージーランドの南島だ。その最高峰クック山は、ほぼ富士山と同じ標高だが、その周囲には、みごとな氷河が形成されている。そこに行っての実感は、その一見5~6千メートル級にも見える山岳風景が、なだらかな台地の先にいきなり出現することだ。日本の地形の感覚でいうと、まるで山の中腹部をなす1~2千メートル厚の地帯が省略されている感じである。

NZにそういう特徴をもたらす秘密は、南氷洋の北端に位置して、その山々は、冷気と湿気がもたらす豊富な降雪があることだ。

 

QL 1Year+134Day(2020年5月6日〈水〉)

一昨日の丘越えで、どうも左膝を悪くしたようで、にぶい痛みがある。下りを、急ぎ過ぎたようだ。そこで大事をとって、今日はサイクリング。空港脇河口まで、往復26キロ、平均時速20キロだった。

 

 


 

この1ヶ月間のエクササイズ・ログ

 

4月07日(火) はじり 8km 1時間05分12秒 76.4kg

4月08日(水) なし

4月09日(木) はじり  4km   29分38秒 77.2kg

4月10日(金) 歩き  1時間45分      77.2kg

4月11日(土) 歩き  1時間45分 10km   77.2kg

4月12日(日) 歩き  1時間        78.0kg

4月13日(月) はじり  6km   49分50秒 76.6kg

4月14日(火) はじり 8km 1時間08分11秒 76.2kg

4月15日(水) なし

4月16日(木) パワーウオーク 1時間    77.2kg

4月17日(金) サイクリング 25km

4月18日(土) パワーウオーク 4km 35分26秒 77.6kg

4月19日(日) 歩き  4㎞  77.4㎏

4月20日(月) 筋トレ 

4月21日(火) サイクリング 43㎞ 78.0kg

4月22日(水) 歩き 1時間 

4月23日(木) はじり 8km 1時間06分46秒 76.6kg

4月24日(金) 歩き 1時間

4月25日(土) パワーウオーク 5km 37分16秒 77.6kg

4月26日(日) 丘越えはじり  5km 44分11秒 

4月27日(月) はじり 8km 1時間05分22秒 76.8kg

4月28日(火) 歩き  1.5時間

4月29日(水) 丘越えはじり  5km 44分01秒 

4月30日(木) 歩き 

5月01日(金) 歩き 2時間

5月02日(土) はじり 8km 1時間05分02秒 76.5kg

5月03日(日) サイクリング 23km 78.0kg

5月04日(月) 丘越えはじり 5km 42分26秒 77.6kg

5月05日(火) はじり 4km  33分47秒 77.6kg

5月06日(水) サイクリング 26km 77.8kg

 

 

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