「パイダネ」

   「二極子育て」外野席(第6回)

朝、ジョンが通学に出る玄関先でのことです。

こちらでは「キンディー」と呼ばれる、小学校一年生になる前のゼロ年生(普通5歳)。就学準備のために、小学校に併設されているその「K」に出かけるところです。

出かける彼を見送ろうと、朝日の陽だまりとなっているドア口に立っていた私に、しゃがみこんで床下を指さした彼が何か言っています・・・。

・・・・?。

それが私には「パイダネ」としか聞こえません。

「パイ・ダネ?」と聞き返しましたが、相変わらず、「パイダネ」と帰ってきます。

何のことかと不思議に思って、彼の指さす先をみました。するとそこに、小さな蜘蛛の巣が張られていました。

そこでやっと、彼が言っていることが分かったわけです。

「パイダネ」とは、私たちの言う「スパイダー・ネット」のこと。

二月末の通学開始以来、もう、すっかりと本場仕込みの英語が耳になじんだ彼にとって、それは「スパイダー・ネット」ではなかったのでした。

これからどんどん、彼の英語は「パイダネ」式になって行くでしょう。

 

 

 

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