《創命係数》

ホーリスティック・エクササイズ No.3

2023年6月26日〈月〉

今日、ふと思いついたことだが、アンチエイジングという、なにやらエイジングを否定するような発想ではなく、エイジング自体に逆らわず、むしろ活用する考えはどうだろう。

すなわち、同じ年齢に関しても、暦上の数――これを「Ac」とする――とは別に、例えば、他者がその人を見て何歳と感じるかの数――これを「At」とする――というのもあるだろう。つまり後者(若く見える場合)は、その人の日頃の健康的な生き方が体現されたものだ。

そこでAcをAtで割って、V= Ac/Atという数字が導かれる。

このVとは何なのだろうか。それを私は、《創命係数》と呼びたい。

つまり、自分では介入できない機械的な暦上の数に対し、自分で作ってきた産物として、誰が見てもそうと受け止める独自の年齢に焦点をあてるもので、いわば、その生命活動の質、健康度、そして充実度を表す係数と言える。

たとえば、 Acが77歳で、Atが67歳とすると、創命係数Vは1.15となる。

つまりその人は、その暦上の長さを過ごしてくる中で、15パーセント分の何かを創り出してきたということ、すなわち長生きの可能性という「創命」をしてきたということ。従来の「長生き」といった言葉とは一線を画して、そう定義したい。

そしてこの創命という概念は、年齢を、受け身的なものから主体的なものに変える。つまり、健康の維持のみならず、そうした健康を資源としてさらに自分に働きかけ、今現在の自分の生命活動をより豊かにすることへの可能性を意味する。つまり、時間が制限としてではなく、機会としてやってくる。

言い換えれば、たとえ次世代を作る生殖能力は尽きていたとしても、自分自身の命を創造する――自分で自分を生む――能力はあるということ。いわば、動物のステージから、ヒューマンのステージへの移行である。

そのように、働きかける対象として自分をとらえ、その自分に新たな活動や価値を付け加えてゆく領域がありうること。これは別掲の「理論人間生命学」でいう「実験」だろうし、この「人体実験」が楽しめるのも、“老後”ならではの特権だ。

言うなれば、現役を終えて、ようやく自分が自分の手の内に戻ってきたということ。これを楽しめないでどうする。何が“余生”だ。

 

2023年6月27日〈火〉

きのうの《創命係数》だが、それが1以上ということは、その Acに達するまでに、平均より短い時間しか要してこなかった――1年を生きるのに例えば10か月分で済んだ――ということだ。言い換えれば、それだけ少なく生命資源を使ってきたということ。つまり、能率的に無駄なく命の資源を使ってきたということ。だから逆に、その係数が1以下ということは、命の資源を浪費してきたといことだろ金稼ぎのために搾取されるとは、そういうことだろう。あるいは、平均的な年齢印象というものが、そうした浪費の時代の平均像ということだ。

 

ところで、今日のはじりは素晴らしかった。8キロの66分台がなかなか切れなかったのが、今日は一気に65分3秒と、直近の66分24秒から、なんと1分20秒もの短縮。

実はこれには理由がある。事前にある思い付きがあって、自己観察をもっと深められるのではないかとのヒントだった。つまり、身体の故障は、その観察不足による対策の不適切によるもの、とのもの。

右足の違和感だが、相変わらずすね筋肉の凝りがあるのだから、それが原因なのは明白との観測だ。

そこで、事前にかなり念入りにもみほぐし、くわえて、ウオーミングアップのストレッチでも、もみほぐしとストレッチを交互に行う。すると、かなり効果的に筋肉がほぐれているのがわかり、筋肉に弾性が戻ってきている。するとどうだろう、それまでにあった足の違和感までもがまったく消えている。やはり、凝りによる血流不足だったのだ。

はじり始めても、もう不安がなく、はじりに集中できる。そして、前傾重心のピッチをあげる走法に切り替えても、呼吸も苦しくならず、足がよく出て車輪のような回転感がしはじめる。

往路のタイムが33分4秒、いつもより1分以上早い。これなら6分切りもいけると、帰路もペースを落とさず完走して65分3秒。つまり、4キロ31分59秒。キロ8分の達成だ。

そこで想うのだが、これまで、そんなつもりではなかったのだが、やはり、運動にあたっての目的意識が形の上だけで実際的ではなかったということ。することばかりに意識がとられ、なんのためにやっているのか、支障がおこっているのはなぜなのか、その考察がぼけていた。

それが今日は、あらためて、すね筋肉の凝りと焦点を絞り、そのもみほぐしに重点を置いた。それが当たっていたのだ。

さて、そこでだが、こういうのはどうだろう。人間だって生物であり、それを学的な対象にして、ことにその実生体を自分に絞った「自分生物学」とその研究者としての自分というはどうだろう。つまり、運動とは、身体に付加を与えて反応をみる実験。

 

2023年7月3日〈月〉

きのうの休養の後、きょうの8キロはじりで、ようやく、5分を切ることができた。1時間4分47秒。記録を振り返ってみると、最後の4分台は、昨年12月21日の4分45秒。ということは、約、半年ぶり。だが、往路は33分27秒と平凡だったのだが、帰路が31分20秒。つまり、キロ7分50秒である。このくらいになると、はじりより走りの感じである。

もう、右足の痛みは全然なく、時折、右足中指の中部にかすかな違和感がある程度。そこでクールダウン時に、すね筋肉のもみほぐしを念入りに行ってみた。まだ体が温かいうちで、筋肉も結構柔らかい。いつもなら足首あたりの筋肉はもう硬くてもみようがないのだが、きょうはそこまでももむことができた。

そうして、両足のすね筋肉を十分ほぐしてストレッチする。片方づつ、正座をする格好で、ひざを折ったまま背中を地面ぎりぎりまで下ろして仰向きに寝るのだが、まだ、完全に背を地面にまでは下ろせないものの、肘で支えるほどまではストレッチできるようになった。

これは片足づつだが、そこで、十年以上も前、両足を折って正座したまま、両足いっしょにこのストレッチができていた。正座して仰向きに寝る姿勢だ。それを今日、試してみると、肘を付けるまではやれた。すごい前進だ。

すると、驚くことに、立ち上がってみると、体のバランスをとるのが大きく回復している。足先の細かい筋肉が動くようになっているようだ。体とは、なんと正直なものなのか。

つまり、僕の場合、足のトラブルの主たる原因は、このすね筋肉の硬直にあったようだ。いうなれば、《すね筋が弱点》。それにより、足先への血流が滞り、様々な支障を起こしていたようだ。

 

 

 

この1ヶ月間のエクササイズ・ログ      

6月07日(水) はじり 1時間6分21秒 8km 76.3kg

6月08日(木) 泳ぎ 27分4秒 1000m 77.1kg

6月09日(金) はじり 1時間6分35秒 8km 77.2kg

6月10日(土) なし

6月11日(日) シドニー発

6月12日(月)   ベ

6月13日(火) 

6月14日(水)   ト

6月15日(木) 

6月16日(金)   ナ

6月17日(土) 

6月18日(日)   ム

6月19日(月) 

6月20日(火)   旅

6月21日(水) 

6月22日(木)   行

6月23日(金) シドニー着  

6月24日(土) はじり 1時間6分24秒 8km 76.5kg

6月25日(日) なし

6月26日(月) 泳ぎ 19分15秒 700m 

6月27日(火) はじり 1時間5分3秒 8km 75.9kg

6月28日(水) 泳ぎ 27分47秒 1000m   77.3k

6月29日(木) はじり 1時間5分6秒 8km 75.8kg

6月30日(金) 泳ぎ 27分29秒 1000m   76.6kg

      7月01日(土) はじり 1時間5分28秒 8km 75.8kg

7月02日(日) なし

7月03日(月) はじり 1時間4分47秒 8km 76.3kg

7月04日(火) 泳ぎ 26分43秒 1000m   76.3kg

7月05日(水) はじり 1時間5分44秒 8km 75.7kg

7月06日(木) 泳ぎ 26分47秒 1000m   76.2kg

 

 

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