「はじり」の日々

2023年8月7日〈月〉

6分の壁どころか、7分台に後退。本人はピッチを上げているつもりだが、そうなってくれなくて、1時間7分14秒。

2023年8月12日〈土〉

6分の壁が破れぬ二週間、おととい昨日となしの日の後、今日、ようやく5分台が出た。1時間5分26秒と、ほぼ一分近くの前進。

 

2023年8月15日〈火〉

終戦の日とは関係ないが、今日、10キロまで距離をのばした。二日の「なし」日がつづき、余力があったようだ。タイムも1時間23分9秒と、二週間前の10キロより、20秒ほど短縮。だが、やはり最後の2キロほどは、さすがにスタミナ切れで、ピッチを上げようにも足も呼吸もどうにもならなかった。故障をおこさぬ、ぎりぎりというところか。

 

2023年8月16日〈水〉

今日は、泳ぎの日だったが、ほとんどプール近くまで来たところで、自転車の鍵を持参していなかったことに気付く。せっかく急坂を登ったところなのに、やり直しである。というわけで、今日は、ほとんど二日分のバイアスロン。

 

2023年8月18日〈金〉

いつものように近所の公園で、芝に腰を下ろし、両足のストレッチをしていた。

そこに、私から5~60メートルも離れたところに、年の頃17~8の娘さんが、二匹の薄褐色のテリー犬を連れてやってきた。そこで彼女が二匹のリーシュを離すと、どういうわけか、二匹は私に向かって一目散に走り寄ってきた。

私は芝の上で、ほとんど寝そべった姿勢だったので、二匹と私の顔はほとんど同じ高さ。そこで私は仲間と認められたのか、二匹はさっそく私をなめようともう懸命だった。

私は犬に顔をなめられるのは好きでなく、防戦一方にしていると、やってきた娘さんが、「ソーリー」と言いつつ、犬の名前――一匹の名は「ハッピー」と聞き取れた――を呼んで、連れ去ってくれていった。

私は犬に詳しくはなく、テリー犬の性格はよく知らない。その種の犬が誰にもそう人懐っこくするのかどうかは分からないない。でも、吠えられるのでなく、そういかにも親しさを示されるのは悪い気分ではない。しかも“初対面”で。

だがその娘さん――中国人か韓国人系とお見受けしたが――は、自分のペットがそうすることには何の感情もわかないようで、いかにも儀礼的に、「ソーリー」と言うのみで、表情も変わらなかった。

その公園にかぎらず、犬を連れて散歩中のオーナーたちが、犬同士の“交流”をきっかけに、互いに親しげそうに話しているのをよく見かける。

この日、私は犬連れでなく、あたかも自分が犬かのように、その二匹からはまるで親愛を示された。しかし、その娘さんは、何事もなかったかのように、散歩を中断することもなかった。

さて、その後の私の8キロはじりは、強い向い風のため、より運動にはなったがタイムは、1時間7分5秒と後退していた。

 

 

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