「のらりくらり」と《グランド多様性観》へ

越境体験=QL;コンタムライフ実践編(その32)

QL 2Year+119Day(2021年4月22日〈木〉

今日の10キロはじりは、82分6秒というまずまずのタイムだったのだが、走法を工夫してみた結果だ。重心を先にかけて前傾する姿勢は、確かに前進力にはなるのだが、腰に負担がかかり、痛みが大きくなる。今日も、往路で、かなりの痛みとなり、なんとか対策はないかと、以前にこころみた、腰を前に押し出すようにして背筋をのばす、いわゆる体幹を据える走法を加えてみた。腰の扱いとして、やや複雑なのだが、それをキープすると、腰の痛みも明らかに和らぎ、ゴールの際には、ほとんど気にならなくなっていた。

往路が42分、帰路が40分で、その効果も確かに認められる。

まあ、そうであるのだが、かつての標準タイムのキロ8分が、最近では達成目標タイムと化している。

 

QL 2Year+123Day(2021年4月26日〈月〉

何年にもわたり、同じコースで、同じような時間、同じように運動をしていると、何人かの顔見知りができるようになる。ちらっと視線を合わせる程度から、ちょっと声を掛けるまで、いろいろあるのだが、やがて姿を見なくなったり、走りから歩きになったり、しばらく見かけなかった人が再登場したりする。以前に書いたが、電動車椅子のご老人の姿は、もう見ることがなくなった。

この、いつも同じことを同じように繰り返すことの効用は、自分にとっても、同じ内容の運動なのに、日によってその出来が大きな差になったりして、自分の状態を計る指標ともなる。ことに、同じことのはずなのに、タイムが悪いのは往々にして、体重が増えているサインでもある。

そんな具合で、むろんゆっくりだがタイムはだんだん遅くなっている。そこで僕は、いつものコースでとうとう、最鈍足ランナーにまでなってきて、まず、人を追い越すことはなくなった。歩いている人でさえ、まさか追い越されはしないが、なかなか距離が縮まらない。

昨日など、時々見かける十代の女の子の走り具合たるや、まるで僕の短距離走のようなスピードですれ違ったと思ったら、しばらくして、その飛ぶような走りっぷりで追い越していった。彼女の一歩は、僕の2歩以上にもなりそうなジャンプ走で。

 

QL 2Year+126Day(2021年4月29日〈木〉

以前、「健康維持を仕事と考えてもいい」と書いたが、このごろますます、健康が維持できているとは、マイナスのマイナスはプラスといった意味で、仕事つまり生産に当たっていると実感する。そこで、運動に気乗りがしない時、以前は、もっと気乗りがせずとも、仕事に行ったではないかと、自分にはっぱをかけたりもする。そして運動後は、その爽快な気分から、やってよかったと、毎回、この仕事のよさを思わされる。

 

QL 2Year+127Day(2021年4月30日〈金〉

いきなりだが、どうも、この「コンタムライフ実践編」も、節目に達しそうだ。

というのも、時は、いまやコロナという混迷の極に達し、片やは籠城、他はワクチン武装という、いずれも危険極まりないクレイジー策の徹底に陥り、人類はまるで、もろ共の集団自滅行為に突き進んでいるかのごときだ。

それが達観といわれようと、陰謀論といわれようと、そんないずれもの狂気の沙汰にはいくらなんでも付き合えない。静かにでも、目立たぬようにでも、回避の策を、「のらりくらり」と講じて行くしかあるまい。

また、私自身の広義の「仕事」も、ある意味での達成をおさめつつあり、その充足感から、次の段階への脱皮衝動がうごめき始めている。

そういう二重の幻想創出への踏み込みの結果、「ポスト・コンタムライフ」ともいうべき、《グランド多様性観》に至ってきている。

考えてみても、私にとってのコンタム理論が、物質から情報への変位であったとしても、その物質の究極状態にあってさえもなお、物質と情報の間には大きな距離が広がっている。つまり、生命を完璧に描写する方程式には、いまだ出会っていない。

言うなれば、情報とは、そういう名の物質――それが不適切なら「記号」という変性物質――とさえ言ってよく、そういう情報によって取り扱えない《非情報・情報》にめぐりつきたいものだ。

 

QL 2Year+130Day(2021年5月3日〈火〉

アレコレの記事で述べてきているが、コロナ化をてこに始まっている転機は、世界の活動潮流を、物的メカニズムから非物質的メカニズムに移行させているようだ。

ことに、ワクチンという、安全性未確認のままの全国民への見切り実施は、今後、副作用の出現が起こらないことこそ不思議な結果をもたらすだろう。しかもそれが副作用程度で済めば御の字で、薬害とでも呼ぶに等しい結末が生じてきている危惧すらある。というより、製薬企業にしてみれば、薬害が発生すれば、今度はそれを機会とし、新たな膨大なビジネス拡大に結び付けるだろう。

つまり、もはや資本主義は、物的追求の余地を食いつぶし、新たなパイオニアを、生体の情報分野に発見し、そこでの技術開発による新機能を売り物としてゆきそうだ。

どうやら、「健康」への関心拡大の舞台裏では、このあたりのシナリオを活用しているのだろう。

 

QL 2Year+131Day(2021年5月4日〈火〉

連日の雨が、午後になって急に雲が切れ、晴れ間がのぞいた。ちょうどいいタイミングで、さっそく、あきらめかけていたはじりに。ただ、地面はまだびしょぬれで、公園の芝上でのストレッチも十分にできないまま開始。

いつものコースは、まだ誰も出てきておらず、自分専用のようで気分のよい上、5日ぶりのはじりが実に気持ちよい。5キロの折り返しまで距離をのばす。

準備が不十分なので、往路はゆっくりペース。結果は84分少々と平凡だったが、メンタル効果は上々。

そこで、はじりながら考えたのだが、こうした毎日の運動は、見た目はじつに凡庸だし、自分も時にそう思わされる。だが、それを持続していることの蓄積は、この先、おそらく、目立った非凡庸をもたらすだろうと確信。言うなれば、インフラとしての凡庸。

 

 


 

この1ヶ月間のエクササイズ・ログ

 

4月07日(水) なし    

4月08日(木) Bobbin Head Walk   16km

4月09日(金) 泳ぎ 1000m  26分30秒 

4月10日(土) はじり 8km 1時間06分50秒 76.4kg 

4月11日(日) 歩き 7km 

4月12日(月) 泳ぎ 1000m  25分42秒 78.0kg

4月13日(火) はじり 10km 1時間21分58秒 76.9kg 

4月14日(水) 泳ぎ 1500m  39分49秒 77.2kg

4月15日(木) はじり10(7+3)km 1時間24分34秒 75.4kg 

4月16日(金) 泳ぎ 1000m  26分20秒 77.4kg

4月17日(土) はじり 8km 1時間5分12秒 76.3kg

4月18日(日) なし   

4月19日(月) 泳ぎ 1100m  28分49秒 

4月20日(火) はじり 8km 1時間6分8秒 76.0kg

4月21日(水) 泳ぎ 1000m  26分15秒 77.2kg

4月22日(木) はじり 10km 1時間22分06秒 76.9kg 

4月23日(金) 泳ぎ 1000m  26分58秒  77.2kg 

4月24日(土)  歩き  7km    

4月25日(日) なし

4月26日(月) はじり 8km 1時間6分35秒 77.4kg 

4月27日(火) ミーティング

        泳ぎ 1000m  26分39秒 78.0kg

4月28日(水) はじり 8km 1時間6分4秒 77.0kg

4月29日(木) 泳ぎ 1000m  25分54秒 77.7kg

4月30日(金) はじり   10km 1時間22分31秒  76.3kg

5月01日(土) 散歩

5月02日(日) なし

5月03日(月) 泳ぎ 1300m  33分27秒 

5月04日(火) 泳ぎ 1000m  25分59秒 77.6kg     

5月05日(水) はじり   10km 1時間24分19秒  76.5kg

5月06日(木) 泳ぎ 1000m  25分49秒 77.3kg

 

 

 

 

 

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