はじり問題

越境体験=QL;コンタムライフ実践編(その31)

QL 2Year+107Day(2021年4月10日〈土〉)

いろいろ山あり谷ありで、一様には言えないのだが、健康志向は功を奏している。そうして、健康の保持に自信ができれば、それをベースに、その産物をもっと有効に使いたくもなる。

運動を心がけていて、その効果を有り難く思うのは、運動の結果、自分の精神的状態の向上が確かなことだ。早い話が、頭の働きが回復する。老人医学では、認知症を遅らせる効果を指摘するが、それどころか、意欲の回復も見られて、何事でもやる気も増す。

そのようにして、周囲や社会への“荷物”となる度合いが減らせる以上に、何らかの産出の働きもできようなら、これは万々歳の話だ。

 

QL 2Year+110Day(2021年4月13日〈火〉)

一昨日より、急に気温が低くなり、すっかりと秋の気配。今日も、はじりを終えて空を見上げると、美しい筋雲が秋の夕空に浮かんでいた(写真)。

見ようによっては、またしてもの大鳥か(「日々両生」3月27日付記事参照)、あるいは巨大怪鳥のようだ。夕日にうっすらと染まっている。

はじりは、ほぼ3週間ぶりの10キロ。タイムは81分58秒と悪くない。往路で41分半くらいだったので、帰路は40分半。バテルどころか、タイムを縮めるくらい。例の重心走法が効果的だったようだ。

 

QL 2Year+111Day(2021年4月14日〈水〉)

よく眠れたのは、昨日の10キロはじりの疲れからだろう。それに、体の幾か所に、軽い筋肉痛が残っているのだが、この感触がいい。いかにも健康の証のようだ。

その今日なので、泳ぎは流す程度のつもりだった。最初は全然水にのれず、無理をしないでいたのだが、1000メートルに近づくにつれ、調子が上がってきて、これならと1500まで伸ばした。40分を切れないだろうと思っていたのが、終わってみると、39分49秒。

 

QL 2Year+112Day(2021年4月15日〈木〉)

今日は、2日連続の好記録の後でもあるし、気温も高めとあって、流し程度のつもりではじり始めた。ところがどうしたわけか、やたら足が快調に回転し、これならと5キロまで伸ばして折り返した。タイムは40分数秒。ただ、帰路に入るとすぐ、やはり足が重くなって、スタミナが一昨日のようには続かない。やはり連日の好調は起こらない。結局、7キロで歩きに切り替え、そこでのタイムが56分16秒。かくして、7走+3歩=10キロとの変則はじりで、合計タイムは84分34秒。昨日と比べると、ほぼ3分の遅れだが、3キロ歩いて3分ということは、キロ1分増。「走」でも「歩」でも、大して違わないところが、「はじり」のはじりたるところ。ただし、思いっきり汗をかいて、体重は75.4kgまで下がった。

 

QL 2Year+117Day(2021年4月20日〈火

ここ数週間、パートナーがフルタイムの仕事に復帰し、他方、時間に融通の利く私の状況があって、いわゆる「主夫業」に専念するに至っている。ことに、食事には手を抜かずに、それこそ、レストラン級のものを心がけている。

こうした家族内サービス作業は、やりようを間違えればもめごとの種となる。逆に、それがうまく機能すると、思わぬ人間関係のうるおいある発展がある。個々独立した関係にはなく、かつ、相手に依存したものではない、自主的な相互の配慮のかみ合いである。これも年季の産物なのだろうが。

家族とは、本来、そういうものなのであろうが、結果的に、子もなく、個的独立生活を重視してきた者にとって、今更ながらの思わぬ体験となっている。こういう財産を持つのも、悪いものではない。

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