著者ブラッド・オルセン氏からの早速の快諾をいただき、今回より、別掲のように、「エソテリック・クシリーズ」第3巻『「東西融合〈涅槃〉思想」を越えて:牢獄惑星からの脱出』(原題 Beyond Esoteric : Escaping Prison Planet)の邦訳の連載を開始します。

すでに第1巻『「東西融合〈涅槃〉思想」の将来性』と第2巻『現代の「東西融合〈涅槃〉思想」』は邦訳済みで、本サイトに掲載されています。

そもそもこの「エソテリック」とは、人間の真実をそのもっとも奥義にまで掘り進んで探るものです。よってこのシリーズには、その奥行きの深さはもちろん、今日社会での主導をなす見解に、深奥な疑問をも突き付けるものです。したがって、主導派からは逆に「陰謀論」といった“八つ当たり”的な反応をも起こさせています。そうした脈絡では、いわゆる「対抗言説」と呼ばれるもののひとつと見なせるものです。 詳細記事

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「アメリカの衰退は、巨大な影響力を持つテレビ局のコンテンツの実質が徐々に衰退していることに最もよく表れている。30秒のサウンドバイト〔訳注〕(現在は10秒以下)、最小公倍数的な番組、疑似科学や迷信に関する真実めいたプレゼンテーション、そして特に、無知に対する一種の賛美。この記事を書いているいま、アメリカで貸し出されているカセットビデオの第一位は、映画「Dumb and Dumber」である。「Beavis and Butthead」は依然として、若い視聴者に人気がある(そして影響力がある)。つまり は、勉強や学習は――科学だけでなく、どんなものでも――避けるべきものであり、望ましくないものであるということだ。」――カール・セーガン (1995年) 『悪魔に取り憑かれた世界:闇の中のロウソクとしての科学』

  • 〔訳注〕サウンドバイトは、長い音声から抽出された声または音楽の短い部分であり、多くの場合、全体の作品を宣伝または例示するために使用される。ジャーナリズムの文脈では、サウンドバイトは、話者が言おうとしていたことの本質を捉えた短いフレーズや文章によって特徴付けられ、情報を要約し、読者や視聴者を誘惑するために使用される。この用語は、1970年代に米国のメディアによって作られた。それ以来、政治家はますます彼らの立場を要約するためにサウンドバイトを採用している。

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【本書への書評】 詳細記事

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「今 のあなたの行動は、すべて外部に波及し、すべての人に影響を与えます。あなたの姿勢は、あなたの心を輝かせることも、不安を伝えることもできます。あなたの呼吸は愛を放つことも、部屋を鬱屈で濁すこともできます。あなたの視線は喜びを呼び起こすことができます。あなたの言葉は、自由を呼び起こすことができます。あなたの一挙手一投足が、心と意志を開くことができるのです。」 ――デービッド・ディーダ(1958―、米作家)

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