This is the first part of English version of my book 『自‘遊’への旅』published in September 2020. The original in Japanese was written for Japanese readers, in particular for young generation. Nonetheless the arguments are not necessarily about the local isolated subjects but covers common subjects among other people in the world as well. This is the reason why I decided to publish the English version. I hope that this publication is useful not only for any non-Japanese but also for the particular person who have interest in the view which is rarely discussed on the mentality of Japanese.

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ねえ、バエさん、あのソウル市長は、なぜ、自殺したんですかね?

韓国の政治家って、しかも大物が、よく自殺しますよね。

2009年の盧武鉉〔ノ・ムヒョン〕大統領もそうでした。あの場合、最初は、てっきり政治的暗殺かと思いましたよ。

以下は私の勝手な想像話なんですが、聞いてもらえますか。 詳細記事

先に「EDを“カミングアウト”する」との副題で、「ようやく枯れてきた」と題して近年の自らの感慨を綴ったのですが、そういう話には、「おいおい、そんな情けない話はよしてくれ」との反応が予想されるところです。そして本稿は、この言わば一種の“敗退宣言”に関連したその発展版です。つまり、興味深いことに、その「敗退」の境地はその聞こえの悪さに反して、その当事者にとってはやけに心地よいのです。そしてさらに、断言さえしたいところですが、自分が「男」として当然と信じ込んできたもろもろに、そのようにして一線を引くことに、予想もしていなかった爽快感が、とにもかくにも格別な味わいをもたらしてくれているのです。確かに、《男という役割》に決別してみることは、ED告白どころの話ではなさそうです。 詳細記事

この9月末から10月初めにかけて訪れた、フンザ渓谷レポートの続編です(前編へ)。

フンザ渓谷の中心地カリマバード【下記地図上黄番号(2)付近】に到着後、さっそく、町を探索しました。町は、フンザ川が作る深い谷の北岸(右岸)にあり、海抜千7百メートル前後の山麓にあります。相当な涼しさを予想していたのですが、町は南向きの斜面に広がっていて、日当たりがよく乾燥していて、その分、輻射熱で日中の気温は30度を上回ります。周囲の7千メートルを越える氷雪に覆われた山々の光景とその真夏のような暑さは、マッチしにくい何とも不思議な取り合わせです。 詳細記事

 この9月末から10月初めにかけて、私たちが訪れたのは、フンザ渓谷の主要部である、下流のライコット(Raikot)橋から上流のソスト(Sost)村まで、約200kmにわたる一帯です。この深くえぐられた谷にもかかわらず、日本なら1級国道並みのカラコルム街道が貫通しており、ゆうに時速80キロでもとばせる快適なインフラが整備されています。そのため、後述するように、同街道脇の休憩所から、一歩も山道に踏み入ることなく、高さ7,788m(世界27位)のラカポシ峰北壁を文字通り眼前にできます。実に6,000mを超す圧倒される高度感の体験です。さらに、下流では、世界9位のナンガパルバット峰(8,126m)の雄姿も車中にいながらにして望めます。これほどのアプローチの良さで、7~8千メートル級の高峰群をほしいままに体験できるのは、世界でもここだけと言えましょう。 詳細記事

初夏、日本のローカルを旅する

(その2)「伊勢詣古道」をたどるペダルの旅

日本という自分の生国を、「一時帰国」として旅する体験は、年々、新味を帯びつつある。

それはどうも、その生国がスローペースながらも変わりつつあることと関連し、また当の本人も加齢につれ、その地の古えのものにかえって新鮮なものを見い出すようになってきていることも手伝っている。それに、意図して外国暮らしを続け、あえて身にまとってきている「無・帰属志向」があるのだが、それの一方で期せずに芽生えてきた、国や社会には限られない普遍土壌を掘り起こしたいとの気持ちも、別の角度からの照明を与えている。そういう地球的、ひいては宇宙的広がりも、その新味さにまつわるバックグラウンドとなっている。

そういう次第で、すでに観光気分での訪問には到底なれず、かと言って、旧知を温めたいとするのも時にお仕着せがましく、ましてや、今さら古き良き郷里心なぞにひたれるはずもなく、何やら“半外人”風のひとり旅が落ち付く格好となっている。

そこで今回は、愛車「バーディ(折り畳み自転車のブランド名)」をオーストラリアより持ち込み、渥美半島から志摩へと、初夏の日本の“地ずら”をペダル旅してみることにした。 詳細記事

初夏、日本のローカルを旅する

(その1)紀伊山地の山里を訪ねる

旅というのは一種の取捨選択で、自らを日常から切り離して、地を選び、そこならではの予期せぬ出会いへの期待である。それは、たとえ自分の生国への「一時帰国」の旅であったとしても。

そうした選択として、この日本の初夏の旅では、ひとつは渥美半島から志摩を自転車でツアーし、もうひとつは、奈良県の山ふところ深く、また、大阪・奈良県境、金剛山麓の千早赤坂村(楠木正成の千早城の地)を訪れた。 詳細記事

「祝賀一色」に異論を抱く

「10連休」に見られた『天皇の陰謀』読者数の顕著な増加

天皇の代替わりを祝うオシキセ「10連休」が終わりました。この間、私の住むこの南半球まで、太平洋を渡ってその祝賀一色の津波が押し寄せてきていました。本稿は、日本のメディアが伝えるその「一色性」が、どうやら作為的で作られたものに過ぎなかったこと――言い換えれば政治的演出と見るべきこと――を、本サイトを訪れる読者数の変化より検証しようというものです。

全般に本サイトが扱う記事は長いものが多く、それを読むには、まとまった時間が必要となります。そのためか、毎年の夏や冬のいわゆる休暇シーズンに、訪問者数が増える傾向があります。先にも書いたように、今回の特例な「10連休」の際でもその増加傾向が見られたのですが、それに終わらず、ことに5月5日には一日訪問者数が2,030人にもはね上がり、本サイト始まって以来の破格の記録となりました。

そこで本稿ではで、本サイト掲載記事のうちから特徴的な『天皇の陰謀』の記事を取り上げ、それへの訪問者数合計の全体に占める割合の変化を見て行きます。そしてその変化の度合いを探ることを通じて、その「一色性」が、少なくとも本サイトの読者数に関する限りは、決して事実ではなかったことを述べるものです。 詳細記事

NZネルソン湖国立公園トレッキング

トラバース・サバイン周回コース

ニュージーランド南島のネルソン湖国立公園を行くこの5泊6日のトレッキング(Travers-Sabine周回コース、下地図参照)は、その計画の段階から、内心を白状してしまえば、気の重いところのぬぐえない行き先でした。というのは、このコースは、小屋使用は可能なものの、それは宿泊だけで、その他のもの、特に食料、料理器具、燃料、寝袋等を持参せねばならず、ことに日数が6日にもなって、それらの重さが相当な負担となるからでした。現に4年前にミルフォードサウンド(3泊4日)に行った際、肩にザック擦れを作って痛い目に遭った体験があります。加えて、自分の体力の減退も日ごろより気掛かりとなっており、私にとってこのトレッキングの実行は、相当にチャレンジングなものでありました。以下は、その6日間の映像レポートです。【なお、別掲でこのトレッキングの体験考をレポートしています】
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今年(2018年)10月、インド、シッキム州へ、カンチェンジュンガ峰を望むトレッキングに行ってきました。この計画は、昨年の脳負傷によって一時断念したものに、再び挑戦したものです。 詳細記事