10kmという量と質

私の健康エコロジー実践法 (その6)

 シェフ修行再開のため、10キロの「はじり」は、せいぜい週に一回ほどしかできなくなっています。それに、調子が悪かったり、暑すぎる日は、距離を縮めたりしています。

そうなのですが、この10キロという距離が、質より量というねらいで始めたものなのに、僕にとっては、逆に、量が質に転化するというのか、独特の効用を持つものとなってきています。

ただこれが、10キロを歩いただけなら、単なる長めの散歩にすぎません。

それが、歩きの時速5~6kmを「はじり」の8kmほどに上げただけなのに、その間のどこかに、量と質を分ける、たしかな分水嶺があるようなのです。

それは、自分の心身のインフラである身体が、10キロの「はじり」によって、その最適機能状態が出せるように整備されて行っているようなのです。トレーニングによる鍛え効果に似ていなくもないのですが、そうした肉体能力の強化というより、おとろえながらも保持している、心身の能力のその総合的最適状態を作り出してくれているようなのです。

むろん、10キロ「はじり」による減量効果もてきめんです。最大時は80kgにとどかんとしていた体重が、「はじり」終わって最大に汗を絞り出した時点で、75kgを切るまでに落ちてきました。まだ、わき腹の贅肉はついていますが、確かにしぼんでいます。それに、両足の太ももの皮下脂肪が減って、筋肉っぽくなってきました。

それに、自分ではあまり気付かないのですが、姿勢がよく、しっかりとしていて、実年齢にはとても見えないということです。

ところで、別掲のように、ランニングを日課にしている物書きに村上春樹がいます。ただし、彼のランニングは、小説家能力を鍛えるためのトレーニングのようです。しかもそのレベルは驚異的で、フルマラソンすら年中行事のひとつです。

しかし僕の場合は、あくまでも健康維持のためで、自己の心身エコロジー能力を失わせないためのものです。フルマラソンなんて、まったく想定外です。

 

  この1ヶ月間のエクササイズ・ログ

12月07日(土)    自・電車通勤 自転車走行   8km

12月08日(日)    同 自転車走行           8km

12月09日(月)    水泳  1,500m      35分47秒

12月10日 (火) 自・電車通勤 自転車走行  8km

12月11日 (水) はじり   6km             41分41秒

12月12日(木) 水泳  1,000m      23分25秒

12月13日(金)    水泳  1,500m      35分43秒

12月14日(土) 自・電車通勤 自転車走行   8km

12月15日(日) 同 自転車走行       16km

12月16日(月) 水泳  1,500m    33分20秒

12月17日(火) はじり  10km    1時間11分05秒

12月18日(水) 水泳  1,000m    24分30秒

12月20日(金) 水泳  1,500m    35分43秒

12月21日(土)    自・電車通勤 自転車走行   8km

12月22日(日) 同 自転車走行        8km

12月23日(月) 歩き          約1時間半

12月24日(火)    はじり  10km    1時間09分14秒

12月26日(木) はじり  10km    1時間07分41秒

12月27日(金) 自・電車通勤 自転車走行   8km

12月28日(土) 同 自転車走行                    8km

12月30日(月) はじり  10km    1時間06分33秒

12月31日(火)  水泳  1,100m    27分16秒

01月01日(水) サイクリング       30㎞

01月02日(木) 歩き           5km

01月03日(金) 自・電車通勤 自転車走行   8km

01月04日(土) 同 自転車走行                    8km

01月05日(日) 同 自転車走行                    8km

01月06日(月) はじり  10km    1時間09分47秒 

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