住宅市況、下降に転じる

オーストラリアの長期住宅価格ブームは終わった模様で、最新のデータによると、全国住宅価格の上昇が2ヶ月間天井状態を示した後、下落を始めている。コアロジックの住宅価格指数によると、12月のシドニー不動産価値は0.9%下落して、全国での0.3%下落を先導し、2018年の住宅市場は、「これまでの強気の市況から、低い伸びないし下降」との見通しとなっている。

12月の下落により、2017年の全国住宅価格はわずか4.2%(中央値549,000ドル)の上昇におわり、2016年の5.8%の上昇、2015年の9.2%の上昇を大きく下回った。

シドニーの不動産価値は、四半期で2.1%低下し、年間では3.1%上昇の価格中央値895,000ドル(7,880万円)となった。

2017年都市・州別住宅価格年間変動率

コアロジックの見通しでは、シドニーの住宅価格は、今後18〜24ヶ月間に5〜10%の下降と見ている。

コアロジックのデータによれば、シドニーのアパート住宅価格の変動は、そのアパート価格よりも著しく悪く、シドニーのアパート価格は年平均5.4%上昇の774,000ドル(中央値)に対し、住宅価格は年2.1%上昇の106万ドルとなっている。

 

【資料出所:2018年1月2日付Australian Financial Review紙】

 

 

 

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