「量より質」への変化か

日平均訪問者数減少を分析して

毎月報じているように、本サイトへの日平均訪問者数は、昨年8月にピークに達した後、連続して減少しています。以下は、その詳細を探るための抽出分析の結果です。そこで得られた結論は、この5カ月間に、ヒット総数では37パーセント減少したものの、各コンテンツの獲得ヒット数の合計は27パーセントの減少にとどまっていることです。そしてそれに伴って、各コンテンツの合計ヒット数のヒット総数に対する割合が、30パーセントから35パーセントに上昇しています。つまり、コンテンツでは、絶対量の減少はあるものの、その比重は上っています。

調査は、入手できる比較可能なデータがヒット数のみですので、その限りの分析で、ピークであった昨年8月と、直近の今年1月のそれぞれのデータを比較しました(下表)。

 

主要コンテンツごとのヒット数とその割合比較

【注】数字は、ヒット総数に対するパーセント。カッコ内の数字はヒット数。-を付した数字は、減少率のパーセント表示。

 

 まず最初に、各月のヒット総数は、昨年8月が30万、今年1月が19万で、この5か月間で37パーセント、三分の二への減少でした。

ところでこのヒット数ですが、これにはサイト管理上や検索サイトのロボットあるいは案内サービス等によるヒット数が含まれ、それだけで7割前後という大きな部分を占めます。そのヒット数が、推測なのですが、セキュリティー強化アプリの採用でブロックが働いているはずです。これが、ヒット総数の減少の一因である可能性があります。

つぎに、そのヒット数を主要コンテンツ別に分類したものが、第2欄から第8欄までで、第9欄はその合計です。この合計によると、ヒット総数に対するコンテンツの割合がこの期間に、30.73パーセントから35.29パーセントへと顕著に拡大しています。つまり、総数の減少ほどコンテンツの減少はないわけです。いわば、「量より質」の転換が起こっているのかもしれません。

難解な量子理論を扱った「新学問」が、ヒット数上、大差ない数値を示しており、それが早期に発表された導入的な内容であることを考えると、他の難解な記事へも、今後、次第に増加してくることが予想されます。

 

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