宇宙兵器

〈訳読‐2〉「東西融合〈涅槃〉思想」の将来性(その15)

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【今回以降、2016年に発刊された新版(2nd Edition)に基づく】

「我々が誓うことは、統治が、敵意と征圧の旗のもとにではなく、自由と平和の旗のもとになされることである。そして我々は、宇宙が、武器と大量破壊によってではなく、知識と理解という方策によってなされるべきであると誓う。さらに、この誓いは、この国の国民である我々が最初であり、そしてそうなろうと努めることにのみに満足することである。」

ジョン・F・ケネディー大統領

(1962年9月12日「月に行く選択」演説で) 

旧約聖書創世記の冒頭の有名な一行が「はじめに・・・ありき」で始まり、地球上の生命の創造の場面が述べられている。創世記は、第19章24節でそのトーンが変わり、「そこで、主は硫黄と火とを主の所すなわち天からソドムとゴモラの上に降らせて」と述べる。この節の表現は、宇宙における武器に関する論争と、驚くほどに似ている。それはあたかも、創世の時代の天より命じられたハイテク戦争とでも言えるほど、(聖書やその他の文献上には)多くの関連性があると、古代宇宙飛行士説の提唱者は論じている。ジョン・F・ケネディーが提起した月への到達競争の〔冒頭の〕演説のように、たとえ私たち〔米国人〕のみが、その構想を実現するべきであったのだとしても。 詳細記事

逆工学

〈訳読‐2〉「東西融合〈涅槃〉思想」の将来性(その14)

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「他の誰もが話したくない真実を口にすることは、馬鹿者だけができること。」

ウィリアム・シェイクスピア

 

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真珠湾攻撃から数週間後、戦争の恐怖の真っただ中で、他の世界あるいは他の次元から到来した宇宙船が、停電の暗闇の中でパニックとなったロスアンゼルス上空を旋回しているシーンを想像してみよう。日本軍の見知らぬ航空機と推定されるこの巨大な機体が攻撃をしかけてきた、と想像してみよう。それは、カルバー・シティーとサンタモニカの上空でほとんど静止しているにも拘わらず、何十万人もの市民の眼前で、何十もの対空砲が火をふき、5.4キログラムの高性能爆薬弾丸をおよそ2000発もぶち込んでいながら、その飛行体をただちに破壊できない光景を想像してみよう。そして、あなたが、そうしたロスアンゼルス戦争という出来事を考えることが一体なにを意味するのかを想像してみよう。(with permission, (c) Brad Olsen, 2016)

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知られざる科学

〈訳読‐2〉「東西融合〈涅槃〉思想」の将来性(その13)

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「我々はすでに他の星へと旅する手段をもっているが、そうした技術は暗黒プロジェクト内に閉ざされていて、人類の利益に供するためには、神の手を借りる必要がある。あなたが想像可能なことは何事でも、すでに我々はどうすればよいかを知っている。」

ベン・リッチ

(ロッキード社スカンクワークス・ステルス技術創設者)

 

米国は現在、国民には隠された秘密の科学進歩によって二層の技術開発計画をもっていると、広く一般に受け止められている。この隠された技術は、少なくともほぼこの一世紀の間、支配エリートの手に握られてきている。だがその「秘密」技術の起源は、19世紀以前へとさかのぼる。現代において、特定の技術が、人類への大きな恩恵をもたらすにも拘わらず公開されていない理由は、支配と権力がそれを独占しているからに他ならない。「権力は腐敗する。絶対権力は絶対に腐敗する」との古い金言はいまだに正しい。つまり、もし私たちが、真に進んだ技術進歩の成果――例えば、タイムトラベル、フリーエネルギー、立体像送受信、そして惑星間旅行――を達成しえたなら、そうした情報を統括する者は極めて強力な地位を掌握するだろう。だが、そうした技術開発が、もし少数の支配グループ内に占有された場合、彼らは文字通り、この惑星や人類全体を牛耳る力をもつことになる。 詳細記事

暗躍の政府(その2)

〈訳読‐2〉「東西融合〈涅槃〉思想」の将来性(その12)

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アルカイダという幻集団

冷戦が終焉すると、そうした秘密集団は、冷戦に代わる新たな国家的脅威が必要であることに気付いた。そこで彼らは、超過激な集団を組織することを策謀し、それを「テロとの戦争」へと発展させる標的と定めた。CIAは、ここにふたたび、無法なテロリスト戦略にたける特殊な熟達工作組織として採用されることとなった。ネオコン・シンクタンクのひとつ「アメリカ新世紀プロジェクト」 (Project for the New American Century)〔1997年設立、21世紀への米国の覇権戦略を構想 〕は、世界にとっての全面的脅威をもたらしかねない文書を公表した。それは、社会の常識を、無脅威状態から世界的有脅威状態へと変えること(それを「トランスフォーメーション」と呼ぶ)の必要を述べたものであった。そしてその立案者は、そうした変化を現実のものとするためには相当の期間を要することを認識していた。曰く「そうしたトランスフォーメーションは、革命的変化をもたらすものとはいえ、真珠湾の再来といった、壊滅的で天地をひっくり返す出来事でもない限り、長期を要するのが通例である」。 詳細記事

暗躍の政府(その1)

〈訳読‐2〉「東西融合〈涅槃〉思想」の将来性(その11)

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「人は時に真実につまずくが、たいていは、何事もなかったかのように立ち上がり、急いで立ち去る。」

ウィンストン・チャーチル

国家秘密――たとえばUFO――についての政府の役割を見る際、平均的なアメリカ人の基本的限界は、隠された支配力や操りのシステムがどのように機能しているのか、多くのアメリカ人が解っていないことである。平均的庶民は、その生涯をある一定の筋道で考えるよう条件付けられている。たくさんの事例において、市民権を授与された海外からの移民は、政府の合法的働きについて、大半のアメリカ生まれの人たちよりよく知っている。学科公民の授業は、高校での教育システムではもはや重点が置かれておらず、大学においても、政治学を専攻としない限り、そのカリキュラムに組まれることはまずない。加えて、メディアや多くの人たちの言う「政府」とは、単一体のものではない、ということに注目する必要がある。実際は、何百万人もの人たちによって構成され、すべて違ったレベルにおいての役目を果たしている。もしUFOの知識が膨大な官僚層のうちのどこかに存在とするなら、それは、政府全体がその情報の隠蔽に加担していることが、暗黙の前提とされていることにほかならない。しかし、あらゆる巨大なピラミッド状の階級組織がそうであるように、政府の各階層内(ことに諜報員同士)の不適切なコミュニケーションは、根本的な弱点をもたらす。ある職員あるいは管理職が情報を得たからといって、それは同じ情報が他の人たちと共有されていることを意味しない。米国政府の高度に細分化された諜報組織の中では、厳密な「相応知」原則と、おびただしい機密分類があるのみである。したがって、政府職員のほとんどの人が、UFOの「公的」知識にアクセスしえないとしても、少しも不思議なことではない。 詳細記事

メディア操作(その2)

〈訳読‐2〉「東西融合〈涅槃〉思想」の将来性(その10)

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企業力のコントロール

テディー・ルーズベルト大統領は、一世紀以上も前にこう述べていた。「これらの国際銀行やロックフェラー・スタンダード石油は、従順な記者クラブ員とさせるか、あるいは、隠れた政府をなす強力な利権集団の誘惑を拒否した政府官職を追放させるかして、新聞や新聞のコラムの大半をコントロールすることに腐心している」。そして彼と議会は、シャーマン・反トラスト法を首尾よく成立させた。この法は、急成長する企業を分割し、金権がらみの影響を制限する打撃を与えるものであった。彼の政府は、また、企業と金持ちに、国を運営する公正な税の分担を強いる累進的所得税制を成立させた。同政府は、労働組合の結成を許す法を通過させ、この国に中産階級を生み、アメリカ民主主義を世界の羨望の的とさせる国の繁栄と安定を可能とした。議会は、他の成果とともに、上院の直接選挙を成立させ、1907年、連邦政府政治家と連邦議員候補への企業献金を禁じる法律を通過させた。

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メディア操作(その1)

〈訳読‐2〉「東西融合〈涅槃〉思想」の将来性(その9)

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「ちょっと、自分のまわりを見ればいい。なにもかもが後ろ向きで、上下転倒している。医者は健康を破壊し、弁護士は正義を破壊し、大学は知識を破壊し、政府は自由を破壊し、主要メディアは情報を破壊し、そして、宗教は霊魂を破壊している。」

マイケル・エルナー〔米国の医療批判家〕

もし大衆社会を、容易にコントロールでき、一定の傾向をもって考えるよう仕向けることができるなら、それはひとつの資産になりえないか。もし、成人社会の関心を、深刻な問題からそらすことができるのなら、それは大衆コントロールの手段として有用なのではないのか。もし、社会の関心を生の社会問題から現実には重要でない事柄に向けることができるのなら、新世界秩序を構築するための障害にはならないのではないか。権力を握るものたちは、ある事柄が、まして重大で劇的な問題が、主要メディアで報道されないかぎり、大半の人々はそうしたことの存在すら信じないことを知っている。メディアのプロは、社会感情にどう関わるかを熟知しており、人々の欲望を、セックスと暴力とあらゆる形のいざかいや争奪の洪水といったような、低俗なスリルでいかに飽満させておくかに腐心している。巧みな支配者は、片方では、決断に必要な重要な情報を拒みつつ、他方では、人々に彼らの望むものを、ことに頭のジャンクフードを過剰にすら与える。こうしたもろもろは、隠された戦争の沈黙の兵器である。

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秘密政府(その2)

〈訳読‐2〉「東西融合〈涅槃〉思想」の将来性(その8)

 

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何がこうさせたのか

こうした不愉快なシナリオは、1776年、アダム・スミスが『国富論』を出版した時に始まった。彼は、名目貨幣が世界的に通用するためには、金本位制にもとづく国の通貨は必要はないと考えた。主要銀行家たちは、世界のすべての金を市場から除去する制度を計画し、国の富はその国が作り出した価値に応じるとした。だが第一に、それは金本位制を消滅させることが不可欠であった。現実に金を保有する国はその計画を壊そうとしえたし、他の国にとってもそれはリスクとなった。そこで、新たな規則は、誰も金の保有は許されないと定めた。 詳細記事

秘密政府(その1)

〈訳読‐2〉「東西融合〈涅槃〉思想」の将来性(その7)

 

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「真実は、これまでに人類によって発見された、もっとも致死的武器である。それは、既存のどんな社会、文化そして現実をも破壊することができる。それは、どこであろうと、あらゆる政府によって違法扱いとされており、通常、その所有は極刑に値する。」

ジョン・ギルモアー(アメリカ人作家)

英米金融エリートは、政府首脳を牛耳るために、自分達が行っていることは民主主義と国の成長のためであるという反・情報を駆使する。彼らは、銀行家や企業トップたち――「GMにとってよいことは米国にとってもよいことで、米国にとってよいことはGMにとってもよいことだ」と言い張る――が世界が立ち行くことを助けているのだと、ことに選挙献金を通じることで、精力的に政治家の頭にたたきこむ、。 詳細記事

“第四帝国”としてのアメリカ

〈訳読‐2〉「東西融合〈涅槃〉思想」の将来性 (その6)

 

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「我々は、これまでに考えられた何よりもはるかに強く、そしてその根拠は今の我々には未知の、そうした力に遭遇することになるだろう。現在のところ、これ以上は言えない。我々はいま、そうした力と密接な接触をとる努力を開始しており、6ないし9カ月のうちには、この件について、もっと正確なことが言えるようになるだろう。」

ウェルナー・フォン・ブラウン

(1959年、地球外生命の現実性を示唆して)

世界の銀行界において、米国とドイツは、二つの戦争を互いに戦いながらも、一世紀あるいはそれよりも長期にわたり、相互に緊密につながってきた。アメリカには、たくさんのドイツ同調者がいる。結局、19および20世紀、ドイツからの移民者は、アメリカに定着した外国人の中で最大の部分を形成した。アメリカに新たに移民したドイツ人は、勤勉で、刷新的で、そして稼いだお金を貯金した。彼らの「なせばなる精神」は、アメリカを偉大にする助けともなった。こんな表現がある。「ドイツ人は最良のアメリカ人を作ったが、最悪のドイツ人も作った」。 詳細記事