10月の読者数減少、台風被害の深刻さを示唆か

前回、この10月の本サイトへの訪問者数の減少について記事にしました。その後、データを分析した結果、何よりもまず、10月の総ヒット数が9月より16パーセントも落ちていることがあげられます。ただ、10月の一日平均訪問者数の低下は7パーセント弱ですので、前者を補っていることが判ります。また、この総ヒット数を日別に見ると、月の中旬と下旬に目だった減少があり、中旬は台風19号による洪水や停電、下旬はラグビーのWCの8強トーナメント戦による影響と考えられます。

ただ、日別のデータを詳細に見ると、台風19号の上陸は12日でしたが、顕著な減少の見られのはその数日後の16日と17日で、台風のもたらした洪水や停電が広範に広がっているとの報道と重なっています。また17日は、台風被害を配慮して、即位パレードが22日から11月10日に延期決定された日です。

一方、ラグビーの影響と考えられる下旬ですが、日本と南ア戦の行われた20日は、落ち込みの程度は中ほどです。また、それ以後の上位戦の日程はほぼ週一で、にもかかわらず25日から数日間、連続した低下があります。これはおそらく、ラグビー熱より、関東地方での大雨による影響なのではないかと推測されます。

今後、悪天候の影響が軽微となる月での推移を見なければ断言はできませんが、以上のような台風被害の影響がより大きかったとの分析が正しいとすれば、その程度は全体の一割前後にもおよんでいるわけであり、間接の影響も含めても、決して軽視できないものであったのではないかと判断されます。

ところで、即位に伴う諸儀式の影響も気になるところですが、それを日別の訪問者数で見ると、

10月22日 即位礼正殿の儀  1,518人

11月10日 即位パレード   1,597人

11月14、15日 大嘗祭    1,338人と1,224人

のようになり、大嘗祭を除き、これまでの最高訪問者数(1,559人)に並ぶ高い数値となり、その影響は+-両面あるいはむしろ+効果とも見えます。

このように、10月の訪問者数の低下は、台風被害の影響が、ラグビーWCや即位関連儀式の影響より、かなり大きかったと推定されます。

 

 

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