7月の一日平均訪問者数(グラフ中の赤線)は 1,036人と、6月の 1,388人より352人(25.3%)との大減少となりました。先月までの4か月間にわたる順調な伸びの後だけに、この下落は、一時的な変動と見るには大きすぎると観測されます。
減少自体なら、やや早く始まった夏枯れの兆候と見れなくはないとしても、6月までに見られた新コンテンツの確かな伸びをも相殺するようなこの総崩れ状態は、ちょっと異様にも受け止められます。
その原因を推し量れば、報じられている7月の記録的暑さの影響が考えられるところです。というのも、この7月の本サイトへの総ヒット数からして、それまでの月と比べ、20から30パーセントほども減少していて、自然変動とするには大きすぎ、また、本サイトの過去でもこれほどのものは見られなかった初めての体験です。そこでこれだけの各部門総なめ現象の原因には、やはり、北半球をおおう異常な暑さに起因する、社会全体の意欲減退状況があるのではないかと推測されるところです。
加えて、先月注目しましたように、「2項合計」(黄土色線)の二か月間の顕著な伸びが、7月に入って反転下降しています。この伸びは、2年前に出版した『自‘遊’への旅』の英訳版である『Fly High』への恒常的ヒットが貢献してきたからですが、それが7月に入って完全にストップしました。英語版ですからおそらく日本以外からのものと推測されるのですが、いったい、どこの誰からのヒットであり、その停止であったのか、いまだに謎です。
以上のように、今月はそうとう異様な全面下落が見られ、個別な特徴を分析しようにもそれに隠れて、手掛かりをつかみようがありません。
そして、それがもし異常な暑さのせいであるとするなら、8月も同様な低調さが引き続くと予想されます。
ともあれ、前号に重ねて、冬の南半球より、「暑中お見舞い」申し上げます。