4月の日平均訪問者数は1,326人となり、2月から3月への約200人増の1,164人から、さらに4月へは162人の連続増加となりました(下記グラフに赤線で表示)。
こうして、今年2月の――2年半前以来の1,000人を切る――谷底状態から、2カ月連続した顕著な立ち直り状況が見られ、再び、1,500人に迫る「ピーク」状態へと移行できるかどうか、期待されるところです。
グラフ内の灰色部分が示すように、こうした再上昇は、分析している9部門のうちのほぼ全部門で発生している、全面的なリバウンドに支えられたものです。
こうした同期した増加傾向は、この一年間、コロナ禍によってほぼ総崩れ状態に至っていた各部門への関心が、着眼点は異なるにせよ、互いに呼応し合った一種の総潮流にまとまり始めてきたとも解釈できます。言うなれば、「天皇制」への関心も、「移動」や「健康」への関心も、足並みをそろえて、一定の方向にむかいだしているとも見れそうです。
北半球の春の到来をきっかけに、こうして始まった上向きの潮流は、はたして、いかなる方向に収れんしてゆくのか、今後の行方が注目されます。
【注記】このグラフは、前回示したグラフに、以下のマイナーな修正を加えてありますが、総体的な特徴には特記すべき変化はありません。
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