今年二度目の「今月のおすすめコンテント」は、連載SF記事「両生“META-MANGA”ストーリー」の第4話で、4年前の米国大統領選挙を前に公表された「サンダース・リボリューション」です。このフィクション話は、アルデバラン星系の惑星フィラースの主要メディアが報じる記事――地球と呼ばれる惑星の大国で行われている大統領選挙に注目――と仕立てられたストーリーです。「サンダース」と名の一候補が、出身政党から離脱し、文字通り捨て身となって無所属となり、現政府に不満を抱く無党派層はもちろん、与野党両陣営の支持者をも切り崩して革命的勝利を遂げる話です。実際、サンダースは前回大統領候補選に敗れた後に無所属となったが、今年の大統領選に向けては、再び民主党で出馬しています。このフィクションは、2016年選挙の4カ月前に公表されたものですが、その話はその後の実際の展開を(1963年の現職大統領暗殺の再現をも)予知したかの内容となっています。ではその「サンダース・リボリューション」にご案内いたします。
五輪はおろか、あたかも地球崩壊元年になるかの危うい気配の漂う2020年。そのしょっぱなにお届けする「今月のおすすめコンテント」は、まともに突き詰めれば、とてつもない結論が潜んだテーマ、「フリー・エネルギー」です。かつて、国際電話はおそろしく高価な通話法でした。それが今ではほとんど“ただ”。つまり、電磁波の利用は一定の装置さえあれば、そんなものだったのです。水も、空気も、その種のものです。それがエネルギーさえもそうであったとするなら・・・。気候変化はもはやこの世の終末を思わせるレベルまで来ようとしています。その変化の原因が、そのもともと「フリー」のものが利用できなくされているばかりか、極めて汚いエネルギーを売ることで膨大な利益が稼ぎ出されていることに由来するとするなら・・・。そんな議論「フリー・エネルギー」にご案内いたします。
「今月のおすすめコンテント」は、本サイト2013年12月22日号に掲載された投稿作品です。「ワーホリ〔注〕」としてオーストラリアにやってきて、永住の夢を果たそうと、それこそすべてを投げ打って努力した人の手になる作品です。掲載後6年をへた今になっても、毎月20人は下らぬ読者があります。自らぎりぎりの生活をしながらも、困った人への配慮をめぐらしえた人物による、ワーホリ・テイカーたちの一ドラマです。では前号に続き、その作品『再会苦慮』にご案内いたします。
〔注〕ワーキングホリデーの通称。
「今月のおすすめコンテント」は、本サイト2013年12月22日号に掲載された投稿作品です。「ワーホリ〔注〕」としてオーストラリアにやってきて、永住の夢を果たそうと、それこそすべてを投げ打って努力した人の手になる作品です。掲載後6年をへた今になっても、毎月20人は下らぬ読者があります。自らぎりぎりの生活をしながらも、困った人への配慮をめぐらしえた人物による、ワーホリ・テイカーたちの一ドラマです。では、その作品『再会苦慮』にご案内いたします。
〔注〕ワーキングホリデーの通称。
「今月のおすすめコンテント」は、本サイトの揺るがぬ“ロングセラー”である『天皇の陰謀』への、角度を変えたアプローチです。というのは、同訳読書は、その最初からひも解くにしても、その長さゆえ、ちょっと引けてしまう難点があります。そこで、その逐次の掲載に際して新訳読部ごとの自分なりの論点を取り上げた一覧がありますので、その題目から取り掛かってみてはいかがでしょう。ではその『各回翻訳への 「訳読」 コメント』一覧にご案内いたします。
「今月のおすすめコンテント」は小説です。ほぼ10年前に公表されたもので、子無し六十男がニセ息子、ニセ娘をえて展開される擬似家族関係ストーリーです。だが、話はあたかも「 歳の差結婚」への道をたどるかに発展し、ことにそのクライマックスは、ポルノ小説張りの大団円となって諸屈折は吹っ飛び、あたかも生のファンファーレを奏でるかの、人生回春の向精神薬物語。
それでは、小説『メタ・ファミリー+クロス交換/偶然』にご案内いたします。
「今月のおすすめコンテント」は小説です。ほぼ10年前に公表されたもので、子無し六十男がニセ息子、ニセ娘をえて展開される擬似家族関係ストーリーです。だが、話はあたかも「 歳の差結婚」への道をたどるかに発展し、ことにそのクライマックスは、ポルノ小説張りの大団円となって諸屈折は吹っ飛び、あたかも生のファンファーレを奏でるかの、人生回春の向精神薬物語。
それでは、小説『メタ・ファミリー+クロス交換/偶然』にご案内いたします。
「今月のおすすめコンテント」は、5年前、前立腺ガンの宣告を受けた後の、言わゆる「闘ガン」生活においての自問自答です。今では、幸いなことに100パーセント以上の回復実感があり、「闘ガン」などとの勇ましい言い方より、むしろ、自分の身の内のガンと仲直りできた「幸福ストーリー」といった表現の方が、いっそう似合っています。当時、医師の薦める全摘手術を断り、それ以後、変調をおこしている――男ならではの臓器の――“そいつ”と、時には静かに語り合い、互いにいさかいを回避して、なんとか平和に生きれてきています。ですから今では、心底、その身内を「切らずによかった」と思っています。
それでは、その自問自答ノート、『ガンからの「回復」に思うこと』にご案内いたします。
「今月のおすすめコンテント」は、5年前、前立腺ガンの宣告を受けた後の、言わゆる「闘ガン」生活においての自問自答です。今では、幸いなことに100パーセント以上の回復実感があり、「闘ガン」などとの勇ましい言い方より、むしろ、自分の身の内のガンと仲直りできた「幸福ストーリー」といった表現の方が、いっそう似合っています。当時、医師の薦める全摘手術を断り、それ以後、変調をおこしている――男ならではの臓器の――“そいつ”と、時には静かに語り合い、互いにいさかいを回避して、なんとか平和に生きれてきています。ですから今では、心底、その身内を「切らずによかった」と思っています。
それでは、その自問自答ノート、『ガンからの「回復」に思うこと』にご案内いたします。
「今月のおすすめコンテント」は、《老いへの一歩》 シリーズの第11回目、『 《愛》 という 「クロッシング」 』 です。これは、シリーズ名が示すように、一見、晩節を迎える世代向けの記事ではあります。そうではありますが、「クロッシング」という語が使われているように、それは、他世代との交流や協働を重要視とするという、より間口の広い観点のものです。「人生百年」などと威勢のいい標語は飛び交っていますが、もしそうなら、その人類未踏ともいうべき長く不案内な旅路――しかも、行きっ放しとなる――を、誰でもがどう全うできるようにするのか、実に重たい課題のはず。なのに、「百年」どころか平均寿命を生きるのにさえ、今におよんで二千万円もの蓄えを自前で用意しろとのたまう国。過去20年間で、他の先進国の時給は70パーセントも伸びているのに、日本だけがマイナスで9パーセント減。老若、“分裂”している場合ではない。