新築住宅価格、30年間で、豪221%上昇、日14%下落

 最新のグローバル調査によると、オーストラリアは、英国についで、世界で二番目に住宅価格の高騰の激しい国となっています。その一方、日本は、先進18ヶ国のうち最下位で、しかも、値下りした国となっています。

グラフが示すように、オーストラリアの住宅価格は、1975年以来の30年間に、221.4パーセント増加し、実に、3倍以上に高騰をしたこととなります。

一方、この間に日本は、14.5パーセント値下りし、ドイツの7.8パーセントの値下りと並んで、二国のみの値下り国となっています。

この「グローバル・リビング」調査を行った不動産企業CBREによると、オーストラリアのこの高騰の原因に、新築物件の慢性的不足、継続する人口増、そして、移民人口の増加をあげています。

また、2007-8年の世界同時不況の際、オーストラリアの金融は比較的安定し、各銀行が融資を極端には減らさなかったことも、その要因にあげています。

この調査によると、シドニーの新築アパート物件は、世界で4番目に高く、その平方メートル当たりの平均価格は2,197豪ドルです。

そのトップは、ロンドンで3,662豪ドル、続いて、香港とニューヨークの3,269豪ドル、5位のパリは2,014豪ドルです。

 

                 

                        資料出所:06 November 2014, Australian Financial Review

 

Bookmark the permalink.