11月の一日平均訪問者数(下グラフでの赤線)は1,241人となり、10月の1,045からほぼ200人との大きな増加となりました。こうして、オリンピックの影響と見られる8月を底に、回復基調が見え始めています。
全体では、増加組と減少組とに二分されています。
増加組では、先月のこの記事中、Feed(ピンク点線)の増加が一日平均訪問者数の増加に先行する傾向があると予想しましたが、そのグループです。
そこでこの目立った増加組の内訳ですが、古いの記事の「Oldコンテンツ天皇抜き」(空色線)、過去10年の「Net両生空間2010-2019」(緑線)そして「天皇の陰謀」(紫線)に増加が見られます。
さらに、空色線と緑線の二分野の内の伸びた記事を個々にみると、高齢者に関連する記事への伸びが最大の要素となっています。
また減少組では、オーストラリアへの移住案内を主としたもっとも古い「初期論考」(青色線)のほか「私共和国」(黒点線)、「エソテリック2部作」(黒線)、「リタイアメントオーストラリア」(茶色線)があります。他方、最新記事の「両生空間2020-」(コバルトブルー線)も伸び悩んでいます。
ところで、この11月のデータを、上記のような変化尺度としてではなく数量尺度として見る場合、Feedは一種の「いいね」獲得数と見ることができます。その数で、ホームページが月で5500ほどあり日にすると180となります。つまり、常連的な訪問がHPだけでこれくらいあるということです。これに、他の各ページへのFeedヒットを全て合計すると月に18,000、日にすると600ヒットになります。つまり、一日平均訪問者数 1,241人の内の半分ということです。
絶対数と変化状況の解釈
このビジター分析についてですが、これはサービスプロバイダー(SP)が提供する各ページへのヒット数データ(Webalizerによる)に基づいています。また、「一日平均訪問者数」とは、やはりSP側の提供するその名称の特定の定義によるデータによっています。
ところで、ブログ専門家の間に、一部SPが顧客を引き付けるため、訪問者数にあたるデータを「水増し」してレポートしているとの見方があります。
この「一日平均訪問者数」がそれに当たるかどうかですが、たとえば、グーグル・アナリティクスの11月の分析を参考にすると、そこで「アクティブユーザー」と呼ばれている数は一日平均23人です。「訪問者」と「アクティブユーザー」の定義の違いは不明ですが、おそらく、その“頻繁さ”の定義の違いでこの50倍ほどもの開きになっているということです。
いずれにせよ、一日当たりの「読者数」は、常連さんから一見さんまで、このくらいの幅をもって存在していると解釈しています。
ともあれ、確実視できるのは、そのような幅を持った数値が、時に応じて変化する推移です。この記事のコメントもそれに基づいているものです。