6月《日平均訪問者数》; 3,189人で一挙千人増

AI底上げ現象の出現

下記グラフのように、「日平均訪問者数」(グラフ中の赤線)は、5月の大きな下落(2,198人)から反発し、6月は3,189人へと一気に千人増です。そして、変化の趨勢は、3、4月の山を均して、1月の底からの半年間のしり上がりの上昇と観察できます。

また、各部門の全体の変化状況は、本サイトの先月ならびに兄弟サイトの『フィラース』の6月のレポートでも述べように、昨年11月そして今年3月と4月(『フィラース』では4月と5月)の突出を、これも均して見た方が、実際の変化の様子を容易につかめます。

このように、AIの影響が変動のブレを誇張しており、変化の実相を見え難くしています。また、昨年末までのヒット数が一挙に倍増以上に達するこの6月の数値も、そうしたAI底上げ現象の結果という、一種のインフレ化を認識した上で、見る必要がりそうでです。

〔注記〕今回より、「2013年以前論考」を「2013年以前解説記事」に変更

そこでですが、こうしたAIによるインフレ化の程度は判別できず、AIありの環境が常態であることを前提に、上述のように、一時期に誇張された変動を均して見みなどして、むしろ、大勢の変化を追跡してゆくことに重きを置いてゆきます。

 

部門別の変化では、まず、「私共和国」(黒点線)の顕著な上昇が目につきます。この部門は、発行者の私的な日常活動を中心とした日記風記事が特色で、ことに運動と自分の健康との関係や、前立腺ガンとの取り組みの様子などを詳しく述べています。

また、緑と空色の3部門、すなわち、「両生空間2020-」(黄緑色線)、「Oldコンテンツ天皇抜き」(空色線)、そして「両生空間2010-2019」(緑色線)が急増し、また穏やかですが「2013以前解説記事」(濃緑色線)も増加傾向にあります。このように、新旧にわたる「両生空間」部門の増加が顕著です。ただ、「両生空間(タイトル別)」(コバルト色線)はその反動で減少が目立ちます。

また、「リタイアメントオーストラリア」(茶色線)も高い数値を維持しています。これは、恒例記事となっている《「人生二周目」独想記》や〈半分外人-日本人〉の連載記事への関心の反映と思われます。

「エソテリック」部門の「エソテリック2部作」(黒線)と「エソテリック第三部」(黒二重線)は、6月に入って急増しています。これはどれも米国人著者による英語原本の翻訳記事という性格柄、アメリカ大統領選にからむトランプ裁判(6月14日に有罪評決)の影響によるものと見られます。

「天皇の陰謀」(紫線)は、数か月の低調を見せていましたが、5月、6月と、再びの上昇傾向にあります。毎年、8月の原爆ならびに終戦記念日に向かって増加の傾向があるのですが、ことしはそれがやや早めに現れています。

そして数としては低いですが、「話の居酒屋」(濃赤色線)も、単独項目ながら異色を放っています。

以上のように、AI底上げによる訪問数全体のほぼ倍増の中で、各部門別にそれぞれに特徴をもった変化が見られます。それを一言でいえば、記事への反応に見られる世相とでも言えましょうか。

 

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