4歳の若返りを達成

越境体験=QL;コンタムライフ実践編(その29)

QL 2Year+78Day(2021年3月12日〈金〉)

このところの自分の運動へのスポーツ意識の取り入れ――「健康レベルアップのためのスポーツ」とでも呼ぼう――のせいか、関連する情報へのアクセスが増えている。そこで、自転車乗りに関し、股間が痛いとか、手がしびれるとかとの長年の問題があって、目に付いたYouTube動画を見ることとなった(約2時間)。元プロ自転車選手の堂城 賢氏が提唱する「自転車をより楽に・速く・安全に走らせるための姿勢・乗り方」がそれだが、そこで提唱されている「おじぎ乗り」つまり背筋を伸ばして前傾し、重心を前にもってゆく乗り方の講義が実に有用だった。まさしく、プロの技術の開示だ。それは、要は、重心移動のテクニックなのだが、歩き方にも、走り方にも通用するもので、自分がこのところぶつかっている問題の解決に、すぐにでも取り入れたいものだった。

 

QL 2Year+79Day(2021年3月13日〈土〉)

今日は気温が30度を越えていたが、さっそく、昨日知った姿勢(フォーム)と重心移動による走法を試みた。

暑さゆえ、距離は4キロにとどめたのだが、タイムは30分を切る29分56秒。キロ当たりにすると7分30秒というビックリな結果。いくら4キロの単距離だとしても、暑さの中でこのタイムは優秀。

姿勢ひとつでこの違いとは驚きなのだが、要するに、武道でいう腰の入った姿勢。

確かにきつかったのだが、それより、キロ当たりほどんど1分にも近い短縮が実際に達成できたのだからスゴイ。それこそ、一夜にしてだ。

公園から家へともどりながら、歩きっぷりがスムーズなのに気が付く。いつもの腰のあたりの不快感が消えている。

 

QL 2Year+81Day(2021年3月15日〈月〉)

またしてもの驚き。今日は8キロを新フォームで走ったが、なんと1時間3分45秒。ついにキロ8分の標準タイムを切ってしまった。先週火曜の1時間6分33秒より、ほとんど3分も早い。たった一週間で。

折り返し点で30分15秒位だったので、これは昨日並み。さすが、復路ではスタミナが切れてフォームがみだれ、スピードが落ちた。それでも、これだけの向上ができたのに、疲労具合はいつも並み。

過去の記録を見ると、2018年平均がキロ8分17秒、2017年が7分44秒なのだが、2017年といえば脳負傷の年。この年の10月11月は、まったく運動ができず、それを境に、キロ当たりタイムが一気に1分程落ちている。

ただし、より詳しく調べると、事故直前の8月半ばに、意図的にペースを落としす走法に切り替え、むしろ距離を伸ばしている。減量目的のためとしているが、確かにその当時、ほとんど80キロの体重。それが、退院後は、毎日80キロ以上。4月には81.2キロという数値が見られ、どうやらこれが僕の人生の最大体重記録のようだ。

2016年7月には、12キロを90分、つまりキロ7分30秒で走っている。これが60歳代最後の好記録だ。

どうやら、70歳を気にし過ぎ、自分で先回りして老人になっていたようだ。

それを、4年をかけて、70歳になりたての頃の体力に戻せたようだ。脳負傷があったにせよ、自分で自分を老化させてしまっていたようだ。

今後、キロ8分の標準ペース以内を維持して、どこまで距離を伸ばせるかが課題だ。

 

QL 2Year+82Day(2021年3月16日〈火〉)

最近、「年相応」の「年」とはいくつのことかとよく思う。確かに、暦上の年は議論の余地はない。しかし人生、すすきの穂先のように、茎は一本でも、先にゆくほどに枝分かれし、だんだん個人差が大きくなる。どれが自分の穂先?

そういうわけで、この頃は、暦上の年は参考ほどにとどめ、実際の力量については、一つ一つ、確かめてみることにしている。すると、意外に、まだ未使用の力が残っていることに気付く。ただし、体験として、唯一、過信していたのは酒。これは年相応におとろえている。

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