「南無不可思議光」的なもの

TST Day 286(2023年1月7日〈土〉)

夏らしさが戻ったシドニーの午後、その暑さに凌辱されまいと、それこそフラフラになるまでに「はじ」った後、芝生の上に胡坐して味わうあの爽快かつ無我な思いは、これまでは健康の証かと解釈してきた。

それが『納棺人日記』を読み直す中で、あの夕日の風景が妙に輝きに満ちて見えるのは、その著者の言う「南無不可思議光」的なものなのかも知れないとふと思えた。

だとすると、これは「健康」どころか「死」にまつわる現象ということになる。

つまりは、そういう光にからんで顕現している、健康の極致と生の最期が、自分の局地と自然の非局地とが触れ合う、《越境体験》そのものではないのか、と解釈さえされてくる。それこそ、生と死とが究極同じ意味であるかのような、その「境界」体験である。

 

TST Day 289(2023年1月10日〈火〉)

快晴の夏日、Tと共に、「ブルマン」での山歩きをしてくる。Tがとても喜んでいるのが清々しい。

 

TST Day 293(2023年1月14日〈土〉)

今日もはじり終わって芝の上で考えた。その「光」に包まれた物心空間にある――仏教用語を借りれば「解脱」態となっている――と、きっとそこがポータルなのだろうが、健康をこえた次の次元に入ってきているかの感がする。それはもう、健康というものが、到達するゴールとしてのそれでなく、所与の心身インフラを充分以上に使う技としての健康、つまり《健生》=Creative Lifeの次元である。そしてそれは、医学としての量子理論つまり《健生量子論》としても、もう宇宙的な、つまり《越境》状態をそのように体験し始めているということなのかも知れない。

となれば、私の〈はじり〉――広くは運動――は、《健生量子》を呼び起こす、あるいは、《健生量子》にアプローチする、刺激あるいは準備作用ということとなる。むろん、いわゆる「西洋医学」の領域ではない。

 

TST Day 294(2023年1月15日〈日〉)

二日連続のはじり、しかも今日は最高気温予想は29度だがこのあたりなら30度を越えるだろう。案の定、途中、5キロで切り上げ。ほとんど熱中症。

 

TST Day 296(2023年1月17日〈火〉)

ロートルのエクササイズのもたらしている、二重のメンテナンスという話。

ひとつは、一般的なエクササイズ自体が果たすストレス解消という意味でのメンテ効果。

ふたつは、 “老体” を駆使して運動した後、そういうメンテ効用のはずのエクササイズが一種のストレスとなって、それを解消する第二のメンテが必要というメンテ。

たとえば、この第二のメンテは、念を入れている「はじり」が起こしている、ことに足のすねの筋肉の凝りで、以前、それを知らないでいて足先の痛みを起こしていた。いまではそれを手をかけてもみほぐしているが、けっこうしつこく、手間も時間もかかる。ちょっと油断していて放置していた反作用かも。

総じて、メンテのメンテも必要な二重手間の事態に入ってきているということ。今後、その二つ目のメンテをした後のこれまたメンテ(手指を強く使うので)が必要なんてことにもなるか。

 

TST Day 297(2023年1月18日〈水〉)

シドニーが夏らしくなって、暑さのためにエクササイズに支障がでる。先の日曜のように、ほとんど熱中症に遭遇する。夏に最適なのが泳ぎだが、夏休みで混みあっているのと、今月末で、いつもの公設プールが建てかえ工事のため、ほぼ2年ほど閉鎖となる。

という次第で、残る選択は自転車。昨日も26キロをこいだが、これも暑さのため、日陰で休み休み。

 

TST Day 298(2023年1月19日〈木〉)

私の新しい健康観。もう、「窮極の健康観」と言っていいか。

それは、《身体:最後の中古車》コンセプト。つまり、私にとって身体はもう乗り換えのきかぬ中古車のようなもので、それをどう丁寧に乗ってゆくのか、それに尽きるというもの。

乗らねば錆びるし、乗り過ぎも摩耗を早める。巡航速度で運転し、上手にメンテして、耐用寿命を最長化する。むろん、馬鹿な運転で事故を起こすのはもってのほか。最高速度はもうお粗末だが、ちゃんと走ってくれている。時に故障は起こすが、それも早期のサインを見逃した結果がほとんど。それでもなんとか自力で直せている。燃費は乗り方次第だが、まあ平均的。ともあれ、代用車はありえないし、使い捨てできるものでもない。ところがこの車、傷をつけても自己修復機能が働いて自然に直ってくれる優れものである。

 

TST Day 298(2023年1月19日〈木〉)

暑さが続いた後、昨夜半から激しい雨。お陰で今日は薄ら寒いほどの涼しさ。さっそく曇天のもと、はじりに繰り出し。この間数日、休んでいたせいか、涼しいのに、はじりに調子がよくない。おまけに、2,3キロのあたりから、右足先指付根の痛みがぶりかえしてきた。途中中断の判断も頭をかすめるが、結局、8キロを完走。タイムは86分41秒とのやや遅で終わったが、痛みは予想以上。

ウオーミングアップの際、あえてもんでおいたのに、それが裏目に出たのか。帰宅して、けっこう痛みの強いのに落胆。せっかくの「中古車」方針開始なのに、出鼻をくじかれる。

夜、気を取り直し、時間をかけてもんでいるが、右すね筋肉の奥に固いしこりがあってなかなかほぐれない。左も同じよう。根気よくもみほぐし、血行の回復につとめよう。このコリコリのほぐしは、その固まったうっ血をじわーっと抜いていくのが、なかなか厄介なのだ。

 

TST Day 300(2023年1月21日〈土〉)

今日の丁度「Day 300」の区切りはたまたまながら、本日をもって小見出しTSTつまり「《時空トラベル》時代=旅立ち編=」を終えます。もうその意味の――つまりメタ発想の次元への意識切り替えはして――「旅立ち」は十分してきたことと、そして、一昨日に記した《身体:最後の中古車》コンセプトの実行は、一日の猶予も許せないと考えるからです。

よって、下に表すように、明日22日からの記録が変わります。

 

ポンコツ車運転 第1日(2023年1月22日〈日〉)

 

 

 

 

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