この11月のほぼ丸ひと月を日本で過ごした。

コロナ禍のおかげで3年ぶりの、しかも今や、混迷の極に向かいつつあるかの世界情勢のさ中の日本に在って、あらためて考えさせられたことがある。

それは、出生国――ことに「故国」とはしない――日本をめぐるひとつの温故知新であり、あるいは、そういう日本をめぐって開かれつつある、ある種の回帰的視野である。

また、切り口を変えてこれを述べれば、今年76歳である私は、38年前、この地オーストラリアを脱日本・向世界の拠点として選択し、いまやこの地での暮らしがそれ以前の出生国日本でのそれと、ぴったり半々となった。そうした両国体験のまさに均衡点における実感的視野である。

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TST Day 248(2022年11月30日〈水〉)まで

日本滞在

 

TST Day 249(2022年12月1日〈木〉)

朝、シドニー着。

午後、さっそくはじり。日本滞在中は、2回の山歩きを除き、運動らしきものはなし。さぞかし体がなまっているかと、おそるおそる走りだしたら、意外と調子がいい。結局、8キロのルーチンをはじり終えた。タイムは、1時間6分30秒とまずまず。

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