12月24日〈火〉
今夜はクリスマスイブ。それを控えた午後とはいえ、僕が常用する公園は、人の姿もほとんどなく、まるで僕専用のよう。
この公園は、写真のように、手入れのよい芝生で敷き詰められ、サッカーピッチが4面は取れる広さ。
そんな広大な場所を、今日は僕一人でほぼ独り占め。もったいないというか、どうしてこんな贅沢をさせてくれるのか、不思議にさえ思える。
ともあれ、どの市民にも、そう解放されている。
ちらほらやってくる人もいるにはいるが、せいぜい犬の散歩がてらの通りすがり。
普段の日なら、地元の市民サッカーチームが練習に使っているが、それでもほんの一部。全部がふさがっているなんて、見たことがない。
今日は天気も快晴、気温も25度をっちょっと越える程度。気持ちのよいシーブリーズが川面を伝って吹いてきて、はじりの後のクーリングダウンは、爽快この上なし。
ちなみに、この公園の存在は、転居先として、選んだ理由のひとつ。
12月31日〈火〉
上には上があるもんだ。
今日、けっこう気温は高かったが、年納めの積りのはじりをやった。
その際、歳のころは僕より若そうだが、一人のおばあちゃんが、いつものコース途中で「運動」しているのと出会った。僕のいう「はじり」どころか、歩きよりも遅い進みぐあい。歩幅と言えば、つま先と次の一歩のかかとの間がほっとんどないと言っていいほどの、ちょこちょこ走り。そんな遅々たる速度なんだが、それでも、僕が6キロの復路で戻ってきても、まだそれを続けている姿があった。その間、20分はあった。アジア系の小柄なおばあちゃんだった。
自分の無様なはじり具合を嘆いてなんかいられない。
2025年
1月1日〈水〉
これまでは、川沿いのラニングコースを上流に向けて往復してきた。だが今日は、クリスマス前に完成したアンダーパスを使って、新年のあらたな気分も込めて、下流へとはじってみた。
このコースは、いつもなら利用者も多く、それが避けたい気分にさせる。だが今日は年末年始の休暇中でもあって、比較的静かだった。
川に沿って下り、区切りのよい所で橋を渡って、対岸を戻ってくると、ほぼ4キロだった。スポーツ時計によると、正確には4.35キロで、タイムは38分26秒。キロ8.83分(8分48秒)とスローペース。ちょっと遅すぎだが、午後2時を回った気温30度の暑い盛りの中、まあ、こんなところだろう。
1月3日〈金〉
今日も、はじり中、例のちょこちょこ走りのおばあさんと出会った。二日振りだが、心なしか、歩幅が広がっているようだし、足運びがしっかりしている。
6キロの帰路の際、追い越しながらハローと声をかけてみると、ハローと元気な声が返ってきた。日焼けを避けて、深く帽子をかぶり、顔までマスクで覆っていて、正確な表情は読み取れないが、予想より若いかも。
今日の自分のタイムは、51分04秒で、少々改善されているのだが、年末年始のパーティーシーズンのため、体重が増え気味で、調子が伸びない。
そうではあるのだが、クーリングダウンをしていて、汗でぬれたシャツをシーブリーズがなぜてくれて、冷めたく心地良い。体育系老人、運動の良さを、改めて味わった。
1月5日〈日〉
昨日、今日と、気温が30度をこえ、運動には不向きなので、懸案の屋内作業に取り組んだ。
それは、食卓の4つの椅子なのだが、買ってもう25年程となる。一度、その人工皮革がひび割れして、帆布地に代えたのが10年ほど前。それが一部は破れ、汚れも目立つので、二度目の修理が必要となっていた。
昨日、4年前のソファーの修理の際、その布地を買った店を再度おとずれ、運よく、売れ残っていた戸外家具用の厚手の布が破格値段で手に入った。それに、太目の糸とミシン針を加え、合計26ドル(約2500円)。
二日がかりでひとまず完成させたが、写真のように、今回、修理したのは座面のみ。背もたれ部はまだ使えるので、そのままにした。生地は違うのだが、色は同系で、見てくれはマッチしている。
四つの椅子を新調すれば、このコストの十倍はゆうにかかるだろう。
運動に限らず、こういう仕事も仕事のうち。
それに、不必要なゴミは出さず、使えるものは手間をかけても、使い続ける。