住宅調査企業Domain Group の調査によると、2016年1月~3月四半期の住宅・アパート価格の中央値は、シドニーで前四半期からさらに下降し、住宅価格は、ふたたび百万ドル以下となりました(下表参照)。 詳細記事
オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー紙によると、全体としては供給過剰傾向にある賃貸住宅市場でありながら、シドニーとメルボルンは、まだまだ、引き締まった状態であるといいます。以下は3月20日付け記事の抄訳です。
高騰の様子を見せてきたシドニーの戸建住宅価格は、最新データで1,013,258豪ドル(8,410万円)と、昨年12月までの四半期と直前四半期間の変化で、3.1パーセントの下降を見せました。これは過去20年間で最大の下げです。ただ、その年間の変化は14.8パーセントの上昇と、高騰の最終局面の様子を表しています(下表参照)。
また、シドニーのアパート価格は同655,845豪ドル(5,444万円)と、同四半期間変動では2.8パ―セントの下降、年間では8.7パーセントの上昇と、戸建価格に比べて穏やかな変化となっています。 詳細記事
これまで数年、急速な上昇を示してきたオーストラリアの賃貸料金が、沈静化の傾向を見せ始めています。オーストラリアの主要都市、ことにシドニーやメルボルンでは、市中のいたるところにアパート建設のクレーンが林立し、まさに供給の最盛期に達している感があります。そうした供給の増大によって、賃貸市場は供給過剰な状態になってきています。
不動産価値調査機関(RP Data )によると、今年のシドニーの住宅価格は、7月末までの7ヶ月間で12.6パーセントの上昇となり、年率にすると22.8パーセントとなります。また、メルボルンでは、それぞれ10.6パーセントと19.0パーセント、そして、全国平均では、それぞれ8.0パーセントと14.2パーセントとなっています(下グラフ参照)。 詳細記事
アボット首相は2日、不動産を違法に購入した外国人への罰則を厳しくすると明らかにした。関連法案を提出し12月の施行を目指す。中国からの不動産投資が急増し、最大都市シドニーなどで住宅価格が高騰、一般市民の購入が難しくなっている問題に対処し、価格を抑制したい考え。
法案は、違反した個人に最長3年の禁錮刑か最大12万豪ドル(約1100万円)、企業に対しては最大63万豪ドルの罰金を科すなどの内容。手助けした業者への罰則も強化する。 詳細記事
シドニーの住宅価格は、三月だけで3パーセントの上昇をみせ、年間では13.9パーセントと、他の7州首都から突出して、単独で二ケタの高騰を維持しています。また、今年最初の四半期(1-3月)では5.8パーセントの上昇と、過去6年間では最大の四半期値上がり率となっています(下表)。 詳細記事
アボット政府は、外国人がオーストラリア国内の住宅を購入する場合、5,000ドル以上の特別税と海外投資監視庁(Foreign Investment Review Borad)による許可を義務付ける方針です。 詳細記事
住宅業界は、3日の政策金利引下げにより、業界史上かつてなかった住宅建設ブームが発生しそうだとの予測を発表しています。その予想によると、住宅建設許可数は、これまでの最高値であった1994年の18万7千件を超え、今年は20万件に近づくというものです。 詳細記事