Day 187(2018年8月8日〈水〉)

日本の友人から『アルツハイマー病 真実と終焉』(デール・ブレデセン博士著)を紹介されました。この本は、製薬企業が血道をあげて追究してきたアミロイド・ベータ説をしりぞけ、言わば習慣病としてのアルツハイマー病理を実証した。そういう意味では、医療界の異端――僕は正統と見ます――の偉大な成果です。

7年前、オーストラリアのマイケル・バレンズエラ博士の著した認知症の本を訳読し、『ボケずに生きる』との題名で本サイトに掲載しました。同博士も、アミロイド・ベータ説に懐疑的で、生活習慣の見直しに力点を置いた治療法を説いていました。

ようやく、アルツハイマー病や認知症が、広い意味の社会環境病という認識が広まってきたようです。僕としても、自分の健康の問題と切実に関連付けて、こうした説におおいに賛成できるし、待ったなしの問題として、そういう方向で努力もしてきています。 詳細記事